報道発表資料のトップへ トップページへ戻る

インデックスへ ・ 電気通信


発表日  : 2000年 9月22日(金)

タイトル : インマルサットF型船舶地球局及び高速データ通信用ミニM型携帯移動地球局の導入に向けて






    − 無線設備規則等の一部改正に係る電波監理審議会への諮問 −

 郵政省は、本日、インマルサットF型船舶地球局及び高速データ通信用ミニM型
携帯移動地球局の導入に向けて、電波法施行規則及び無線設備規則の一部改正案に
ついて電波監理審議会(会長:塩野 宏 東亜大学通信制大学院教授)に諮問しまし
た。

改正の概要
 今般、国際海事衛星機構(インマルサット)では、ノートブック型パソコン程度
の大きさの可搬型端末で64kbpsの高速データ通信を実現した高速データ通信
用ミニM型携帯移動地球局によるサービスを開始し、また、同携帯移動地球局を船
舶向けに応用したF型船舶地球局によるサービスの提供を予定しており、我が国で
もこれらの新しい無線設備の早期導入が期待されています。
 このような状況を背景に、郵政省は、電気通信技術審議会(会長:西澤 潤一 
岩手県立大学学長)に対して、「静止衛星を利用する移動衛星通信システムの技術
的条件」について本年3月に諮問を行い、本年7月24日に、「インマルサットF
システムの技術的条件」及び「インマルサット高速データ通信用ミニMシステムの
技術的条件」についての一部答申を頂きました。
 本日の諮問は、この一部答申に基づき、インマルサットF型船舶地球局及び高速
データ通信機能を有するミニM型携帯移動地球局の無線設備の導入に向けて、関連
規定の整備を行うものです。
 なお、この改正省令は、公布の日(平成13年(2001年)1月頃)からの施行
を予定しています。


               連絡先:電気通信局電波部衛星移動通信課
                (担当:福田無線局検査官、小森衛星事業係長)
               電 話:03−3504−5816

関連報道資料                              
 「静止衛星を利用する移動衛星通信システムの技術的条件について検討開始」
 (平成12年3月24日発表)                        
 「インマルサット高速データ通信用ミニMシステム及びFシステムの導入」
 (平成12年7月24日発表)                        

                                 参考資料 1.無線設備等の概要
    
    
高速データ通信用
ミニM型携帯移動地球局
F型船舶地球局
サービス
 の種類 
電話
データ通信/FAX
高速データ通信
電話
高速データ通信
(オプションでFAXも可能)
端末等の
 概念図 
高速データ通信用ミニM型携帯移動地球局の図

      ノートパソコン程度   
F型船舶地球局の図

重量
約4kg
約105kg
サービス
開始時期
平成12年度
(2000年度)
平成13年度
(2001年度)


2.インマルサットが提供するサービス概要

インマルサットが提供するサービス概要図



トップへ