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ファイル共有ソフトとは?

  ファイル共有ソフトとは、インターネットで不特定多数の利用者とファイルをやり取りするためのソフトウェアのことです。ファイル共有ソフトの仕組みはソフトウェアによって少しずつ異なりますが、その多くはファイルのやり取りをクライアント同士で行うP2P(Peer to Peer-ピア・トゥー・ピア)型というタイプのものです。

  P2P型のファイル共有は、通常の社内のネットワークで利用するファイル共有とは異なり、ファイルを提供するサーバが固定されているわけではありません。ファイル共有ソフトによるファイル共有では、どのファイルがどこのコンピュータに存在するかというインデックス情報(ソフトウェアによって呼び方は異なります。)が必要であり、ソフトウェアによって、中央に配置した専用のサーバで管理したり、それぞれのコンピュータ(クライアント)が保有したりしています。このインデックス情報を元に、ファイルを保管しているコンピュータを特定して、欲しいファイルを直接コピーするという仕組みになっています。つまり、インデックス情報を共有化することによって、網の目のように張り巡らされたクライアント同士のネットワークで、ファイル共有システムを実現しているというわけです。

  最初のファイル共有ソフトは、1990年代後半に米国で登場しました。その後、日本でも多くのファイル共有ソフトが登場し、ブロードバンド通信の普及に伴い、多くの利用者に利用されました。しかし、そこで共有されるデータも、著作権違反の音楽データ、映画、テレビ番組、ゲームソフトのファイルといったものが多く、社会問題となっています。また、ファイル共有ソフトが接続するネットワークでは、非常に多くのウイルスが流れており、これにより感染したり、さらなる情報漏洩(ろうえい)を引き起こしたりする危険性があります。

  また、現在ではファイル共有ソフトをターゲットにしたウイルスにより、企業や組織の機密情報がインターネット上に漏洩してしまうという事件が数多く発生しています。ファイル共有ソフトはできるだけ使わないことが望ましいといえます。また自分ではファイル共有ソフトを使っていないつもりでもいつの間にか家族の誰かが勝手にインストールし、情報が漏洩してしまう事件も起こっています。ファイル共有ソフト使用の方針については家族にも徹底が必要です。