メールの誤送信

  電子メールはメッセージやデータを簡単に交換できる利便性の高いサービスですが、送り先を間違えてしまうと、他人にメールが届き、結果的に情報漏洩(ろうえい)につながってしまう危険性もあります。また、複数の相手に同時にメールを送る際に、操作を誤って、本来は秘密にしなければならないそれぞれのメールアドレスが見える状態で送ってしまった場合も、やはり情報漏洩につながります。

  電子メールを送る場合、まずは TO: 、CC: 、BCC: の違いを理解する必要があります。 TO: や CC: は、電子メールを受け取った人には、自分以外の誰宛てに送信されたメールかがわかります。このため一度に複数の人宛てに送る場合で、他の人のメールアドレスがわかると困る場合は BCC: を使います。この利用方法を間違えると、関係のない第三者にメールアドレスが知られてしまい、情報漏洩事案となってしまう可能性があります。

  電子メールの誤送信の対策は、以下の通りです。

  • メールアドレスの宛先(TO: 、CC: 、BCC:)の設定を間違えないように利用する。
  • メールアドレスの誤入力など、意図しない宛先に電子メールが送信されてしまうことを防ぐため、送信する際に宛先などを確認する画面を開くように、あらかじめ電子メールソフトに設定する。