現在位置:ホーム > 報道発表資料 > 報道発表資料(平成22年) > 野口宇宙飛行士と母校の小学生がアマチュア無線で宇宙交信 〜ARISSスクールコンタクトでアマチュア無線局を免許〜
野口宇宙飛行士と母校の小学生がアマチュア無線で宇宙交信
〜ARISSスクールコンタクトでアマチュア無線局を免許〜
報道発表/平成22年3月1日
- 総務省近畿総合通信局(局長:稲田 修一)は本日、アマチュア無線局クラブ「Ikaruga Elementary School ARISS(代表:屋田 純喜)」から申請のあったアマチュア無線局の免許を付与しました。
この無線局は、国際宇宙ステーションの宇宙飛行士と地上の少年少女が、アマチュア無線で交信を行い、会話を通じて科学技術に対する理解と関心を深めることを目的に行う「スクールコンタクト」の実施のために開設されるものです。
今回、野口聡一宇宙飛行士の希望により、母校の兵庫県太子町立斑鳩小学校(兵庫県揖保郡太子町鵤713)の児童と約400km離れた宇宙と地球の間で交信が行われる予定で、昨年6月の若田光一宇宙飛行士との「スクールコンタクト」に引き続いて行われるものです。
「スクールコンタクト」の実施は、ARISS(注)から割り当てられた3月8日の週に、軌道条件と野口飛行士の勤務時間等を考慮した最適な日時が設定され、同小学校内に設置する無線設備を使って、同校の児童十数名が交信する予定です。
-
<免許したアマチュア無線局の概要> 識別信号 8J3NS (NSは野口聡一宇宙飛行士のイニシャルを表す。) 周波数 アマチュア無線局運用周波数帯 (VHF帯・UHF帯) 空中線電力 最大50ワット
【注】ARISS(Amateur Radio on the International Space Station)
- 国際宇宙ステーション内のアマチュア無線局を運営するための世界的な組織です。
<参考>
無線局を開設運用するには、原則として無線従事者の資格が必要ですが、スクールコンタクトの場合には、第1級アマチュア無線技士など上級資格者の立ち会いのもとであれば、小中学生に限って資格を持たずに交信ができるとされています。(総務省告示第154号(平成14年3月22日))
- 連絡先
- 近畿総合通信局 無線通信部 陸上第三課
担当:山本、西廼
電話:06-6942-8561