スマートフォンで支払(しはら)いOK。モバイル決済(けっさい)

スマートフォンなどを使った支払いサービスを、モバイル決済と呼(よ)びます。専用(せんよう)の読み取り機(リーダー)で情報(じょうほう)を読み取り、商品代金や交通運賃(うんちん)などの支払いをします。

モバイル決済システムには、近距離(きんきょり)無線通信技術(ぎじゅつ)のNFC(エヌエフシー)(Near Field Communication:ニア フィールド コミュニケーション)という技術があります。NFCにはさまざまな方式があり、日本国内で広く使われているのはFeliCa(フェリカ)方式です。

このFeliCa方式を活用したサービスには、Suica(スイカ)、PASMO(パスモ)、楽天Edy(エディ)、WAON(ワオン)、nanaco(ナナコ)などがあります。

決済に必要な情報を、2次元コード(QR(キューアール)コードやバーコード)などを通してスマホとレジの間でやり取りする方式もあります。現在(げんざい)、この方式での支払いが増(ふ)えていて、多くの事業者がサービスを提供(ていきょう)しています。しかし事業者ごとに2次元コードがバラバラで、利便性(せい)が下がることから、QRコード・バーコードの統一規格(とういつきかく)である「JPQR(ジェーピーキューアール)」が生まれました。

電車代の支払いも簡単なモバイル決済
図:電車代の支払いも簡単なモバイル決済