ネットが現実(げんじつ)を変える

みんなが携帯(けいたい)電話やパソコンなどを持つようになり、SNSを使うようになったことで、一般(いっぱん)の人が世界に向けて、情報(じょうほう)を発信し合うことが簡単(かんたん)にできるようになりました。多くの人が団結(だんけつ)して行動できるようになったのです。

スマートフォンでの情報交換(こうかん)から始まった革命(かくめい)
図:スマートフォンでの情報交換(こうかん)から始まった革命(かくめい)

2011年、北アフリカのチュニジアで革命が起きました。国を代表する花から、「ジャスミン革命」と呼(よ)ばれています。2010年、警察官(けいさつかん)のひどい行動に対してある青年が自殺(じさつ)を図りました。これをきっかけに、人々が集まり、政府(せいふ)をたおしてしまいました。SNSで情報を交換して革命を成功させました。このような場面でもインターネットが大きな役目を果たしました。

また、同じ2011年にはジャスミン革命に影響(えいきょう)を受け、エジプトでも政権(せいけん)がたおされました。この時も、SNSによる情報交換が大きな役割(やくわり)を果たしたといわれています。