デジタルって何?

デジタル信号の世界は、0と1の2つの数字だけで表されます。

0と1の2つの数字だけで、どのように大きな数字も表せます。この仕組を理解(りかい)するために、白い玉と黒い玉をならべる組み合わせについて考えてみましょう。

玉を入れるための箱が一つあるとすると、玉の入れ方は、白を入れるか、それとも黒を入れるかという、2通りあります。箱が2つ、3つ、4つと増えていくと、入れ方は4通り、8通り、16通りと、どんどん増えていきます。

このように箱の数を増(ふ)やしていくと、玉の入れ方もどんどん増えていきます。白と黒の玉の2種類だけでも、箱の数を増やしていけば、何通りもの入れ方ができるのです。

デジタル信号でも、これと同じような考え方をします。デジタル信号の世界では、0と1という2種類の数字を使います。白い玉が0、黒い玉が1と考えてください。

このように、大きな数でも0と1だけで表せます。これが2進数です。

映ぞう・音・数・テキストなどのデータは0と1の2進数で置き換えることができ、これを「デジタルデータ」といいます。デジタルデータはコンピュータであつかうことができる上、コピーや加工がかんたんにできるというメリットがあります。

白と黒の二つだけでも多くの数を表現できる
図:白と黒の二つだけでも多くの数を表現できる