ケータイ電話ってどうつながっているの?

平成の30年間で、固定通信と移動(いどう)通信の2つのネットワークが連けいして今のネットワークが形成されてきました。
では、このネットワークはどのように使われているのでしょうか。
たとえば、けい帯電話で2人が通話する場合、けい帯電話はコードにつながれていないので、全てが無線通信でやりとりされていると思っていませんか。実は、ほとんどのケースでは無線通信は全体の通信のほんの一部にしか使われていません。2人の間にある基地(きち)局と基地局との間の通信のほとんどは、無線通信ではなく固定通信のネットワークを利用しているのです。

1993年以降(いこう)の2G(ジー)や、2001年以降の3Gのころのモバイルネットワークでは、主に電話をする時に使われる回線交かん方式による音声通信用ネットワークと、メールやウェブサイトを見る時などに使われるパケット交かん方式によるデータ通信ネットワークの2つのネットワークがありました。
2010年以降のLTE(エルティーイー)(Long Term Evolution :ロング・ターム・エヴォリューション)より後のモバイルネットワークでは、音声通信もパケット交かん方式になり、モバイルネットワーク全体がIP(アイピー)(Internet Protocol:インターネット・プロトコル)化されました。これをオールIP化と言います。
それまでけい帯電話で通話した時間に応(おう)じて支はらう必要があった音声通話料金が定額制(ていがくせい)となったのも、このオールIP化が実現(じつげん)したことによるものです。

2019年現在(げんざい)のネットワーク構成
図:2019年現在(げんざい)のネットワーク構成