パソコン通信って知ってる?

インターネットが登場する前には、「パソコン通信」というものがありました。
日本では1980年代半ばから、一部のパソコンマニアを中心に利用されていました。

パソコン通信では、電話回線やISDN(アイエスディーエヌ)(Integrated Services Digital Network:インテグレイテッド・サービス・デジタル・ネットワーク)経由(けいゆ)で通信事業者のコンピューター(ホストコンピューター)に接続(せつぞく)することで、メールやけい示板、チャットなどのコミュニケーションができました。さらに、ニュースやデータベース検(けん)さくなどの情報(じょうほう)提供(ていきょう)サービスといったサービスメニューを利用することもできました。

このように、パソコン通信ではインターネットと同様のサービスを利用できましたが、インターネットとはちがい、世界中の誰とでもコミュニケーションが取れるわけではありませんでした。なぜならパソコン通信では、同じ通信事業者のホストコンピューターに接続しているユーザー同士でのコミュニケーションはできましたが、他のホストコンピューターに接続しているユーザーとのコミュニケーションは行えなかったからです。

そのような制限(せいげん)がある中でも、日本でのパソコン通信の利用者数は1996年には573万人にまで増加(ぞうか)しました。しかし1990年代後半よりインターネットがふきゅうしたことから利用者が減(げん)少し、現在(げんざい)ではほとんど利用されなくなっています。

パソコン通信のネットワークイメージ
図:パソコン通信のネットワークイメージ