データセンターと海底ケーブル

データセンターは、データを蓄積(ちくせき)、処理(しょり)する機能(きのう)がある施設(しせつ)のことで、さまざまなインターネットサービスを提供(ていきょう)するための基盤(きばん)のひとつとなっています。また、日本は海外との間の通信の約99%に海底ケーブルを利用しています。現在(げんざい)、データセンターの約6割(わり)は首都圏(しゅとけん)に集中しているほか、国内海底ケーブルは主に太平洋側に敷(し)かれており、日本海側にはほとんどありません。

データセンター
図1:データセンター

このように、データセンターや海底ケーブル関連施設(かんれんしせつ)が特定の地域(ちいき)に集中していると、例えば大規模災害(だいきぼさいがい)が首都圏で発生した場合、直接(ちょくせつ)災害の被害(ひがい)のない遠く離(なは)れた地域でも通信障害(しょうがい)などが起きる可能性(かのうせい)があります。そこで、海底ケーブルの通る場所を増(ふ)やす、データセンターなどの重要な施設の立地を分散するなどの取組を進めています。

分散を目指すデータセンターと海底ケーブル
図2:分散を目指すデータセンターと海底ケーブル