ネットいじめは何がこわいの?

いじめは小学校や中学校で多く起きています。いじめの中でも、ネットいじめも増(ふ)えてきました。ネットいじめとは、インターネットを使ったいじめのことです。

ネットいじめには、いろいろな種類があります。たとえば、SNS(エスエヌエス)をなどで悪口を書いたり、無視(むし)したり、仲間はずれにしたり、他の人に見られたくない写真を投稿したりするいじめがあります。

また、掲示板などに個人情報(こじんじょうほう)を書いたり、なりすましていやがらせを書きこんだりするいじめもあります。

ネットいじめがこわい理由

ネットいじめは、ネット以外のいじめよりもたちが悪い面があります。ネットいじめは、いつも持っているスマホなどで利用するSNSでも行われています。学校だけではなく、家にいても休日でもいじめられるので、精神的(せいしんてき)により追いつめられます。書きこまれたことはずっと残る上、他の人に広めるのも簡単(かんたん)で、多くの人に見られてしまいます。SNSによっては、参加者しか見られず、検(けん)さくなどでも見つけられないので、いじめがあったことが外からわからないケースもあります。

どれも、他人を追いこむひどい行いです。

相手に正しく伝えよう

いじめようと思わなくても相手を傷(きず)つけたり、けんかになることがあります。SNSでのやり取りがとてもむずかしいことが、その原因(げんいん)のひとつです。

SNSの多くは、文章でやり取りします。文章だけでやり取りするのは大人でもむずかしく、誤解が生まれトラブルになりがちです。
文章でのやり取りは思った以上に相手にはきつく感じられることもありますので、送る前に相手の身になって読み返すことも有効です。相手がいやな気持ちになることは絶対(ぜったい)に書かないようにしましょう。

いじめられたら相談しよう

いじめられていると思ったら、まわりの大人に相談しましょう。先生や保護者(ほごしゃ)に相談したり、もし言いにくければ相談機関に相談したりするのもおすすめです。

ネットいじめはすぐに相談しよう
図:ネットいじめはすぐに相談しよう