SNSなどには、とく名(自分の名前を出さずにニックネームを使うこと)で使えるサービスがあります。
「とく名でかお写真も公開しなければ、SNSで何を書いても大じょう夫」と油断(ゆだん)している人がいます。つい油断してこうげき的になったり、他の人の悪口を書いたり、自分のひみつを書いてしまう人はたくさんいます。
しかし、とく名のアカウントであっても、その持ち主が誰(だれ)かを特定することができる仕組みがあります。自分の悪口を書き込まれたりした人が、手続きをすると、誰が書きこんだのかを明らかにできたりするのです。
また、他の投稿や他のSNSなどのインターネット上の情報からわかることを組み合わせると、名前や住所、学校名などがわかってしまうこともあります。
その結果、個人情報をインターネット上にさらされてしまったり、責任(せきにん)を問われて会社をクビになったりした人もいます。書きこみにおこった人が、書きこんだ人を特定して探(さが)し出(だ)し、暴力(ぼうりょく)をふるった事件(じけん)も起きています。
たとえとく名でも、他の人に知られて困(こま)るようなこと、誰かがいやな気持ちになるようなことは、絶対(ぜったい)に書かないようにしましょう。