電子政府(デジタルガバメント)って何?

日本のデジタル・ガバメントの取り組み

デジタル・ガバメントとは情報(じょうほう)通信技術(ぎじゅつ)を使って行政(ぎょうせい)サービスをより簡単(かんたん)に利用できるようにすることを言います。2001年からの取り組みを見てみましょう。

2001年

電子政府(せいふ)・電子自治体推進(すいしん)は、「e-Japan戦略(せんりゃく)」から取組が本格化(ほんかくか)しました。e-Japan戦略は国際競争を強く意識した日本初のIT戦略です。5年以内に世界最先端のIT国家となることを目標に、インフラや制度整備を推進するものでした。

2003年

ITインフラ基(き)ばんを活用した国民の利便性(りべんせい)やサービス向上に取り組む「e-JapanII」が策定(さくてい)されました。

2009年頃(ごろ)

政府自身(じしん)による情報システムの管理体制(たいせい)強化と、オープンデータ化推進(すいしん)が進められました。

2013年

「世界最先端(さいせんたん)IT国家創造宣言(そうぞうせんげん)」で政府自身(せいふじしん)の改革推進(かいかくすいしん)、IT利活用のすそ野拡大(かくだい)を目指すとしました。

2017年頃

行政(ぎょうせい)のあり方そのものをデジタル前提(ぜんてい)で見直す「デジタル・ガバメント」を目指すようになり、「世界最先端IT国家創造宣言・官民データ活用推進基本(きほん)計画」が策定。翌2018年には「世界最先端デジタル国家創造宣言・官民データ活用推進基本計画」が公開されました。

2020年

新型コロナウイルスの感染(かんせん)が拡大(かくだい)。コロナ後のニュー・ノーマルに対応し、「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化」の実現を目指すようになりました。

我が国における電子政府・電子自治体推進の経緯
図:我が国における電子政府・電子自治体推進の経緯