AI利用の国際(こくさい)ルール作り(広島AIプロセス)

AIの中でも「生成AI」が世界中で注目されています。文章や画像を作れるこの技術(ぎじゅつ)は便利ですが、悪用されると大きな問題になるため、国際的(こくさいてき)なルール作りが重要な課題になっています。そこで、2023年に広島で開かれたG7サミットで、「広島AIプロセス」という取組が始まりました。これは、生成(せいせい)AIをふくむAIの開発や使い方に関する国際的なルールを作るためのプロジェクトです。

2023年のG7で、AIの開発や利用に関する国際ルール案と、今後の活動計画が話し合われ、承認(しょうにん)されました。2024年、G7議長国のイタリアは、この取組を続けることを発表し、AIの開発者が「国際行動規範(きはん)」を守っているかを自分で報告(ほうこく)する仕組み「報告枠組(わくぐ)み」を作ることも決まりました。2025年2月にその報告枠組みの運用が始まり、4月に日本企業(きぎょう)7社をふくむ19の組織(そしき)が報告を公開しました。

2024年5月、OECD(経済協力開発機構(けいざいきょうりょくかいはつきこう))の会議で、「広島AIプロセス」に賛同(さんどう)する国々が集まり、49の国と地域(ちいき)が参加する「広島AIプロセス・フレンズグループ」が発足しました。2025年2月には、初めての対面会議も開かれています。

2023年に広島で開かれたG7サミットの様子
図:2023年に広島で開かれたG7サミットの様子