多様な労働参加を支えるICT

日本では、人口が減(へ)っています。人口が減ると、働く人の数も減ってしまうため、企業では人手が足りず仕事がやりにくくなります。そこでこれからは、これまでの職場では働くことが難しかった女性(じょせい)や高れい者などが仕事につけるような環境(かんきょう)を整えることが大切になります。

様々な人々が働きやすいかん境を整えることは、個人(こじん)の生産性(せいさんせい)を高め、一人あたりの収入(しゅうにゅう)を増(ふ)やすことにもつながります。人口が減(へ)っても社会が成長し続けるために役立つかもしれません。

女性や高れい者、障害(しょうがい)者などの多様な人材が活躍するための環境整備(かんきょうせいび)に、ICT はどのように役立つのでしょうか。会社で様々な人達が活やくできる職場(しょくば)にするためには、そのような働き手を受け入れる仕組みや文化があることが大切です。ICTは、働く人々をつなぎ、コミュニケーションのために役立ちます。

女性や高れい者、障害者などの場合、長時間通勤(つうきん)や決まった時間での労働が難(むつか)しいことが原因(げんいん)で働けないことがあります。このような問題は、ICTを活用して家や近所のオフィスで働けるテレワークを取り入れれば負担(ふたん)を減らせるかもしれません。

テレワークとは、ICTを使った時間や場所にしばられない柔軟(じゅうなん)な働き方のことです。また、テレワークを行う人はテレワーカーと呼(よ)ばれます。

テレワークには様々な形があります。まず、会社にやとわれている労働者による「雇用(こよう)型テレワーク」、個人事業主による「自営型テレワーク」に分かれます。また、雇用型テレワークは働く場所により、「在宅勤務(ざいたくきんむ)」、「モバイルワーク」、「サテライトオフィス勤務」の3種類に分けられます。

ICTによって仕事をたのみたい会社と仕事を探(さが)している個人を直接(ちょくせつ)つなぎ、たのんだ仕事が終わったことを確認したら報酬をもらうことができるクラウドソーシングは、個人事業主(フリーランサー)が仕事を受ける手段(しゅだん)として知られています。クラウドソーシングを使って自分のつごうの良い場所や時間で働く働き方も広がっています。

働く場所を選ばないテレワーク
図:働く場所を選ばないテレワーク