コンピューターの処理(しょり)速度が速くなるにつれて、人工知能(AI)、モノのインターネット(Internet of Things:IoT)、ロボットによる業務(ぎょうむ)自動化の技術(ぎじゅつ)が上がっています。
すでにさまざまな会社で仕事の自動化や現状(げんじょう)の可視化(かしか)、分析などを目的としてAIの導入(どうにゅう)が進んでいて、仕事が効率化したなどの成果も出てきています。特に、コールセンター業務(ぎょうむ)など、お客様からの問い合わせ対応で、AIを使って回答候補(こうほ)を表示(ひょうじ)したり、チャットボットで自動応答(おうとう)するなど、AIによる業務の効率化(こうりつか)の取組が進んでいます。
日本、アメリカ、ドイツ、イギリスで職業についている人を対象にアンケート調査(ちょうさ)を行いました。AI導入によって自動化してほしいと思う仕事についてたずねたところ、どの国でも、
(1)定型的な一ぱん事務(例:伝ぴょう入力、請求書などの定型文書作成)、(2)定型的な会計事務(じむ)(例:経費(けいひ)申せいのチェック、計算)、(3)簡単(かんたん)な手作業の生産工程(例:単純加工、単純組立)という回答が20%台〜40%台でした。
非定型業務(ぎょうむ)は定型業務に比(くら)べて自動化してほしいという回答が少なくなりました。また、特になしという回答が30%ほどあり、AIによる業務の自動化に期待をしていない回答者もいました。