新しいテクノロジを活用したサービス

デジタルデータの利活用は、インターネットなどのサイバー空間から現実(げんじつ)空間にも広がりつつあります。

IoT(Internet of Things:モノのインターネット)は、パソコンやスマートフォンだけではなく、多くの機器がネットワークに接続(せつぞく)されることで、位置情報(じょうほう)のほか、気象などもデジタルデータとして蓄積(ちくせき)、活用されるようになります。また、音声認識(にんしき)や画像認識にAI(Artificial Intelligence:人工知能)を活用することによって、より正確(せいかく)な分析(ぶんせき)ができるようになり、使う人が求めている答えに近いサービスを提供(ていきょう)することができるようになります。

自動車をインターネットにつなぐモビリティでは、センサーを活用した渋滞緩和(じゅうたいかんわ)のための信号機のコントロールや、AIを活用したタクシー需要予測(じゅようよそく)などの実験も行われています。また、働き手に少ない郊外(こうがい)や地方では、自動運転による巡回(じゅんかい)バスといった公共交通の維持(いじ)などが期待されています。

スマートシティ・スマートハウスと呼(よ)ばれる電力センサーがインターネットに接続された家では、電力使用量を家単位、町単位で把握(はあく)する取り組みが進められてきました。また、AIスピーカーの音声アシスタント機能(きのう)を活用したIoT家電のコントロールや、家電をIoT化する(冷蔵庫(れいぞうこ)の中を把握して、足りないものを自動で注文するなど)が提案(ていあん)されています。

健康管理にもIoTは活用されています。これまでの体温計や血圧計(けつあつけい)などといった一家に一台あるような端末(たんまつ)を、腕(うで)時計型や靴(くつ)・衣類型のウェアラブル端末として一人一人が日常(にちじょう)を記録できるようになってきました。これらを使って、歩数や移動距離(いどうきょり)、消費カロリー、血圧(けつあつ)、睡眠(すいみん)時間、睡眠の質などを把握することができるようになりました。情報をスマートフォン経由(けいゆ)でサービス提供者に送信することで、今後の健康的な生活のためのアドバイスを受けるといったことも行われています。

ウェアラブル端末による健康管理
図:新しいテクノロジを活用したサービス