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電気通信審議会接続の円滑化に関する特別部会第1回会合議事要旨(平成8年5月23日公表)
1 日時 平成8年4月26日(金) 午後3時30分〜4時40分 2 場所 郵政省審議会会議室(郵政省12階) 3 出席者(敬称略) (1)特別部会 ア 委員・臨時委員 後藤守正、篠原滋子、園山重道、月尾嘉男、林敏彦、舟田正之、 増澤高雄、百崎英 イ 専門委員 相田仁、青井浩也、井上伸雄、大野幸夫、佐藤治正、関口博正、醍醐聰、 手塚仙夫、東海幹夫、濱谷和生、三谷政昭 (2)事務局 佐村知子審議会室長 (3)郵政省 五十嵐三津雄電気通信局長 ほか 4 議題 (1)部会長の互選等 (2)公開の取扱いについて (3)小委員会の設置について (4)「接続を巡る最近の状況」、「我が国の接続制度」及び「米英の接続制 度」について 5 模様 (1)部会長の互選等 委員の互選により、増澤委員が部会長として選出された。なお、部会長 代理については、部会長の指名により舟田委員に決定された。 (2)公開の取扱いについて 接続の円滑化に関する特別部会の公開の扱いについては、次のように決 定された。 ア 毎回、会議終了後に会議の概要について部会長が記者会見を行う。 イ ファクトに関する資料については、企業秘密に関わらない範囲で公開す る。 ウ 議事要旨の公表を行う。 公表の方法は、審議会室での閲覧とパソコン通信でのアクセスを可能と する。 なお、1.当部会の審議が、企業秘密に関わる内容を扱うこと、2.自 由闊達な議論が妨げられる恐れがあり、審議会の円滑な運営が阻害される 場合があることから、会議及び議事録は非公開とする。 (3)小委員会の設置について 特別部会に次の小委員会を設置することを決定。 ア 制度小委員会 イ 会計小委員会 ウ 技術小委員会 エ 網機能小委員会 (4)「接続を巡る最近の状況」、「我が国の接続制度」及び「米英の接続制 度」について 郵政省から説明が行われ、その後討議が行われた。 主な意見等は以下のとおり。 ア 接続ルールの策定に関する論議は、国際通信事業者とNTTとの業務委 託についても含むのかとの質問があり、郵政省から、電気通信事業法上、 接続とは別の規定に基づいたものとなっているが、実態としてはNTTの ネットワークを利用するという点で、同じ問題があると考えるので、その 点も含めて検討していただきたい旨説明があった。 イ 外国の事業者が日本の一種事業者と接続する場合についても検討の対象 になるのかとの質問があり、郵政省から、一種一種間では、例えば外国の 衛星系事業者が日本国内の伝送路を利用するという場合があり、二種事業 者の場合には、特別二種事業者について現実に例もあることから、その外 国系事業者とNTTの接続という問題は、直近の課題にもなるのではない かとの説明があった。 ウ 接続の問題は、従来は事業者間の利害調整という結果になる傾向が強か ったが、国民にとって重要な課題であるとの観点から議論することが重要 であり、短期的に見て、国民自身もある程度犠牲を払わなければいけない ケースが出てくることもあり得るが、長期的に考えると、公正競争を確立 することが国際的に求められており、また、国民にとっても重要と思う。 〔その他〕 次回は、平成8年5月15日(水)午後1時30分から開催。 関係者からのヒアリングとして、日本テレコム(株)、国際電信電話 (株)、東京通信ネットワーク及び宇宙通信(株)から意見を伺う予定。 (文責:電気通信審議会事務局。速報につき、事後修正の可能性あり)
