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全国の取組

「ヒダスケ!ー飛騨市の関係案内所」~合言葉はお互いさま~

岐阜県飛騨市

「ヒダスケ!ー飛騨市の関係案内所」~合言葉はお互いさま~ 写真1 「ヒダスケ!ー飛騨市の関係案内所」~合言葉はお互いさま~ 写真2

事業概要

事業の目的・背景

岐阜県飛騨市の人口は現在約23,000人ですが、2011年から2021年の10年間で約4,000人の人口が減少しており、髙齢化率39.7%の「人口減少先進地」です。市では、このような状況下でも豊かなまちづくりを目指し、地域外の人との交流を目的とした「飛騨市ファンクラブ」を2017年に設立しました。この取り組みは、市と地域外の人の関わりを新しく生み出すことに成功し、約7,000名のコアなファンとのつながりを創出しました。飛騨市ファンクラブ会員と交流していく中で、飛騨市や地域のために「お手伝い」をしたいという方と、暮らしの一部をお手伝いを通して体験してもらいたいと希望する市民それぞれのニーズが分かり、そのニーズをつなぐ仕組みを考えました。さらに、コロナ禍で、地方に関心がある人が増加傾向の中、地域外の方との接点をつくるために、観光や移住とは違う切り口から着想し、「ヒダスケ!-飛騨市の関係案内所」をオープンしました。

取組の内容

ヒダスケ!は、「体験ツアー」や「ボランティア」をリブランディングし、困りごとや地域課題を資源に、人と人とのつながりと支えあいを構築する新しい仕組みです。プログラム主催者、参加者両者にとって、対等で心地のいい関係性とメリットを体感できるサービスを提供しています。
ウェブ上でマッチングを可能にすることで、コロナ禍でも地域や年齢の垣根を超えて、幅広く参加者を募集することができます。地域経済循環サービスからのアプローチではなく、地域内外の人の交流から生み出す支えあいにフォーカスし、人口減少下における課題解決に取り組んでいます。

令和2年度は1年間で45プログラム、参加者は地域内外延べ400人以上の参加がありました。飛騨市ファンとつながり、新たな交流が市内各地で生まれています。プログラムはWEB上で随時掲載しております。例えば、農作業のお手伝い、新商品のモニター、デザイン、アイディア出しなどがあります。
飛騨市のディープな魅力を感じられるプログラムをたくさんご用意しています。飛騨市には豊かな自然、おもしろい人、大切な伝統文化がたくさんあります。また、人口減少を主な理由とした地域課題も多く生まれていますが、「地域課題は交流の資源」として飛騨市につながるプログラムをたくさんご用意しています。

関係人口となりうる方へのメッセージ

田舎や地方に関心がある方、自分のスキルを活かしてみたいという方とつながれたら嬉しいです。

事業ホームページ

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