薬物乱用問題に関するアンケート調査結果(要旨)
(高校生、保護者、教員の意識調査)

平成10年1月
総務庁行政監察局


調査の方法

 目的
 「麻薬・覚せい剤等に関する実態調査」(行政監察)の一環として、高校生、保護者及び
教員から、薬物乱用問題に関する認知度、薬物乱用防止対策等に関する意見・要望を把握す
ること。
 調査時期  平成9年6月〜7月
 調査対象
 次の15市に所在する高校(75校)の2年生、その保護者及び全教員
 調査対象地区: 札幌市、仙台市、東京都(23区)、千葉市、横浜市、名古屋市、静岡市、大阪市、京都市、神戸市、広島市、高松市、福岡市、長崎市、那覇市
 調査対象者数及び回収結果
          調査対象者数      有効回答数
        高校生  25,902人    23,483人(90.7%)
        保護者  25,902人    18,297人(70.6%)
        教 員   4,868人     3,985人(81.9%)
         計   56,672人    45,765人(80.8%)

調査結果のポイント

「薬物を使ってみたいと思ったことがある」高校生は約1割
 理由は男女とも「好奇心」が3人に2人でトップ
 女子は「ダイエットのため」が4人に1人
高校生の6.5 %は「薬物の使用を誘われた経験がある」が、
「自分の子供が誘われたことがあると思う」保護者は1.5 %
薬物乱用問題の現状は、保護者、教員とも9割近くが「深刻な状況」
 乱用増加の原因は、「街角等で入手しやすくなっていること」
高校生の9割が「薬物の所持、使用が法律で罰せられることを知っている」が
使用することについては2割が「個人の自由」と回答

(参考)


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