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平成17年6月30日
ドメイン名の登録者の皆様、

ドメイン名の運用管理に関する注意喚起


 ドメイン名の運用管理において外部の運用代行業者のネームサーバを利用する場合、運用代行業者のネームサーバが属するドメイン名が何らかの理由により消失すると、一定期間後には、そのネームサーバが属するドメイン名の第三者による登録が可能となってしまいます。この場合において、消失した運用代行業者のネームサーバ名が登録先のレジストリのデータベースに残っているときには、仮に悪意のある第三者が同一のドメイン名を取得してしまうと、そのネームサーバにより管理されているドメイン名に対して虚偽のDNS情報(IPアドレス等)を流されてしまう危険性があります。

 そこで、ドメイン名の運用管理について外部の運用代行業者のサービスを利用する場合は、
  ・ 倒産等により、当該運用代行業者のネームサーバが属するドメイン名が消失していないかどうか
  ・ 現在のネームサーバの所有者が委託契約を締結している運用代行業者であるかどうか
等の点について常に確認する必要があります。

 特に、複数の運用代行業者のネームサーバを利用している場合、一部の運用代行業者のネームサーバが属するドメイン名が消失し、そのネームサーバが機能を停止しても、別の運用代行業者のネームサーバが動作しているときは、登録ドメイン名を使用しているサイトへの一般利用者のアクセスには不具合が発生しないため、一部の運用代行業者のネームサーバによるドメインの使用権の消失に気づかない場合も多いので、御注意願います。

 なお、確認手順等については、下記のサイト等を御参照願います。

DNSの健全な運用のために 〜DNSサーバの不適切な登録内容による脅威と対策
http://jprs.jp/tech/dnsqc/threats001.html
http://jprs.jp/tech/dnsqc/threats002.html
〔日本レジストリサービス〕


  (担当) 総合通信基盤局 電気通信事業部 データ通信課 吉田課長補佐、井出係長
(電話:03-5253-5853、FAX:03-5253-5855)




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