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デジタル資産活用戦略会議
ウェブ情報利活用ワーキンググループ(第1回会合)
議事要旨

  日時
平成16年7月30日(金) 14時00分〜15時50分

  場所
総務省9階 901会議室

  参加者
別添のとおり

  議事
  (1 ) 開会
  (2 ) 総務省松井官房審議官挨拶
  (3 ) 配布資料確認
  (4 ) 構成員等紹介
  (5 ) 開催要綱・会議の公開について
  事務局から開催要綱等について説明し了承された。
  (6 ) 資料の説明
1) 平成16年度予算と実証実験について
  総務省から、ウェブ情報のアーカイブ化の促進に関する平成16年度予算と実証実験の概要について説明。
2) 国立国会図書館のウェブアーカイブへの取組について
  植月構成員から、国立国会図書館におけるウェブ情報アーカイブの取組状況について説明。
 
  (7 ) 意見交換
  会合の場で出された主な意見は次のとおり。
  デジタル資産活用戦略会議の資料を送付して頂きたい。
  利活用のニーズを踏まえて実証実験するのが良いが、とりあえず収集するというプライマリニーズに基づいて実験しても良いだろう。
  アーカイブ化されたコンテンツの権利許諾についてもメタデータを利用すべきだろう。
  メタデータの付与には工夫が必要。全てを人手でやると、膨大な労力がかかる。
  実際のウェブ情報には深層ウェブと表層ウェブの中間的なものが多い。
  jpドメインのみならず「日本の」ウェブサイトをバルク収集する方法の検討が必要ではないか。
  不適切なサイトをアーカイブする意義はあるのか。
  深層ウェブの収集が困難であれば、データベースごと収集すれば良い場合もある。
  ユーザーニーズを踏まえた実証実験を実施して頂きたい。
  重複保存の回避については、重複箇所に「重複している」というメタデータを付与した方が良いだろう。
  国際展開をにらみ諸外国のウェブ情報アーカイブで使用されているメタデータを参考にすべき。
  ウェブ情報アーカイブの利活用に際しては、商用の検索エンジンの機能との重複を排除した方が良い。
  大量かつ長期に保存するという特性も考えてストレージを検討すべき。磁気テープによる実験は有効である。
  英国のアーカイブの状況もよく調査したほうが良いだろう。納本制度ができているはず。
  ユーザ利便性を第一に考えるべき。インターフェイスに工夫が必要だろう。
  特殊なビューアによるアーカイブ閲覧は不便。
  社会的にもウェブ情報アーカイブは重要だし、個々の組織体でも重要になっている。様々な主体によるアーカイブが出現した際に、これらをうまく連携できると良い。
  (8 ) 閉会
  総務省から、本日の議論を反映しつつ、実証実験の調達の手続きに入ること等を説明。





(別添)

デジタル資産活用戦略会議
ウェブ情報利活用ワーキンググループ
第1回会合出席者

(1)  構成員(五十音順・敬称略)
安達    淳   国立情報学研究所 情報学資源研究センター長
飯澤  篤志   株式会社リコー ソフトウェア研究本部ユビキタスソリューション研究所長
植月  献二   国立国会図書館 電子情報企画室長
大久保和弘   松下電器産業株式会社 首都圏本部地域情報システムグループ営業推進チーム担当課長
岡本    真   ヤフー株式会社 リスティング事業部サーファー部データベース編集チームリーダー
金田  光範   株式会社東芝 電力・社会システム社事業開発推進統括部情報制御事業推進室長
河野  浩之   南山大学 数理情報学部教授
岸上  順一   日本電信電話株式会社 第三部門プロデュース担当プロデューサ
近藤    学   株式会社インターネットイニシアティブ ソリューション本部プロダクト推進部プロダクトマネージャ
角谷  和俊   兵庫県立大学 環境人間学部教授
田中  克己   京都大学 大学院情報学研究科教授
武田  浩一   日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所・ナレッジ・インフラストラクチャ担当次長
津田    宏   富士通株式会社 富士通研究所ITメディア研究所言語処理研究部主任研究員
中村  秀至   株式会社三菱総合研究所 社会システム研究本部社会システム事業研究部長主席研究員
根本  啓次   日本電気株式会社 ソリューション開発研究本部シニアマネージャー
廣石    高   三菱電機株式会社 e-行政部技術課長
山本  一秀   株式会社インフォシティ サーバーシステム開発事業部事業部長
横澤    誠   株式会社野村総合研究所 研究創発センター上席研究員

(2)  事務局側
松井  英生   官房審議官
吉崎  正弘   情報通信政策局総合政策課長
武田  博之   情報通信政策局情報政策課長
奈良  俊哉   情報通信政策局コンテンツ流通促進室長
兒玉  眞也   情報通信政策局コンテンツ流通促進室課長補佐




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