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資料8−3−4 |
(11ページ) 付録4 ホームページ・リニューアル等実施手順 これは、11枚のスライドをテキスト化したものです。 スライド0(表紙) ホームページ・リニューアル等実施手順 スライド1 ■目次 1.ホームページ・リニューアル等実施手順について 2.ホームページ・リニューアル(提案コンペ方式) 3.提案コンペ方式の場合の手順実施の注意 4.ホームページ・リニューアル(競争入札方式) 5.競争入札の場合の手順実施の注意 6.ウェブシステム調達 7.ウェブシステム調達の手順実施の注意 8.ウェブページの追加・更新 9.ウェブページ追加・更新手順実施の注意 スライド2 1.ホームページ・リニューアル等実施手順について ●位置づけと目的 「ホームページ・リニューアル等実施手順」は、地方公共団体のホームページ及びウェブシステムの調達と日常のウェブページ追加・更新の一連の手順において、行われるべきウェブアクセシビリティ対応を示したものです。 ●本手順書の構成 <調達手順> 地方公共団体においてホームページを調達する場合の手順を2パターン示しています。 (1)ホームページ・リニューアル(提案コンペ方式) (2)ホームページ・リニューアル(競争入札方式) 地方公共団体においてウェブシステムを調達する場合の手順を示しています。 (3)ウェブシステム調達 <運用手順> 地方公共団体で日常的なウェブページの追加・更新を行う場合の手順を示しています。 (4)ウェブページの追加・更新 スライド3 2.ホームページ・リニューアル(提案コンペ方式) (ホームページ・リニューアルの流れは、基本検討、業者選定、設計、テンプレート制作、ページ制作、検収) <基本検討> ●期待効果、目標の設定 ●サイトポリシーの検討 ●想定利用者の検討 ●情報ニーズの検討 ●提供情報、機能の検討 ●設計方針の検討 ●アクセシビリティ基本検討(ユーザー評価を含む) 等 発注者(地方公共団体) ・目標、ポリシー設定 ・想定利用者の検討 ・配慮要件の検討 「基本検討シート」 受注希望業者 ・対応方針の検討 「対応方針回答シート(提案資料)」 <業者選定> 提案・業者選定 <設計> ●ページ遷移の検討 ●ページ構成の検討 ●デザイン案の検討 ●ナビゲーション検討 ●基本メニュー検討 ●タイトル等のルール検討 ●アクセシビリティ詳細検討 等 受注業者 ・配慮要件の実現方法の検討 (必要に応じて発注者と相談、合意の上対応を決定) 「詳細検討シート」 <テンプレート制作> ●トップページのデザイン ●各種ページのデザイン ●HTMLコーディング ●基本インタフェース実装 ●ユーザビリティ検討 ●テンプレートのアクセシビリティ対応・評価(ユーザー評価を含む) 等 受注業者 ・仕様書に基づきテンプレート作成 「実施内容確認シート」 発注者 ・テンプレート評価 「簡易点検ガイド」 「実施内容確認シート」 <ページ制作> ●原稿制作 ●コンテンツデザイン ●コンテンツの入力(コーディング) ●各ページのアクセシビリティ対応 等 受注業者 ・仕様書に基づき各ページの作成 「実施内容確認シート」 <検収> ●納品物の確認 ●業者側試験の確認 ●記事内容の確認 ●機能テスト ●アクセシビリティ評価(ユーザー評価を含む) 等 発注者 ・納品物評価 「簡易点検ガイド」 「実施内容確認シート」 ※リニューアル後、詳細検討シートで採用したアクセシビリティ対応をホームページ作成ガイドライン等に反映し、ウェブページの追加・更新を行う スライド4 3.提案コンペ方式の場合の手順実施の注意 ●調達手順の実施にあたっては、地方公共団体がホームページ・リニューアルを発注する業者に対して、ウェブアクセシビリティ対応を盛り込んだ設計・制作を行うことを明確に求めることが重要になります。特に、以下の点に注意を払って下さい。 *受注希望業者に対しては、次の内容を求めて下さい。 ・提案時に、詳細検討シートを参考に具体的な対応方法を検討し、提案する対応方法の概要を「対応方針回答シート」に記載して提出すること。 *仕様書には、受注業者への要求事項として以下を明記して下さい。 ・ウェブアクセシビリティ対応を行うために、総務省「みんなの公共サイト運用モデル」の「ホームページ・リニューアル等実施手順」に基づいた手順で制作すること。 ・受注後に、地方公共団体が示す基本検討シートを使用した検討結果に従い、詳細検討が必要とされている検討項目について、詳細検討シートを使用して具体的な対応方法を検討すること。その際、必要に応じて地方公共団体と相談すること。 ・詳細検討シートでの検討結果について地方公共団体に報告し、了解を得た上で、検討結果に従って制作すること。 ・テンプレート(ひな型)制作や全体のページ制作がそれぞれ完了する段階で、実施内容確認シートを記入し、地方公共団体に提出すること。 *仕様説明の際に、基本検討シート(地方公共団体が検討した結果が記載されたもの)や詳細検討シート等を添付するなどして、受注希望業者にウェブアクセシビリティ確保のために必要となる対応を具体的に示して下さい。 ●利用者にとって本当の意味で配慮のあるホームページを制作するためには、調達の手順の中でできる限りユーザー評価を実施することが重要です。付録6「障害者・高齢者による評価手順」を参考に、適時にユーザー評価を実施して下さい。 スライド5 4.ホームページ・リニューアル(競争入札方式) (ホームページ・リニューアルの流れは、基本検討、設計、業者選定、詳細検討、テンプレート制作、ページ制作、検収) <基本検討> ●期待効果、目標の設定 ●サイトポリシーの検討 ●想定利用者の検討 ●情報ニーズの検討 ●提供情報、機能の検討 ●設計方針の検討 ●アクセシビリティ基本検討(ユーザー評価を含む) 等 発注者(地方公共団体) ・目標、ポリシー設定 ・想定利用者の検討 ・配慮要件の検討 「基本検討シート」 <設計> ●ページ遷移の検討 ●ページ構成の検討 ●デザイン案の検討 ●ナビゲーション検討 ●基本メニュー検討 ●タイトル等のルール検討 等 ・基本検討シートの内容を設計に反映 ・仕様書に受注後の詳細検討シート作成について明記 <業者選定> 提案・業者選定 <詳細検討> ●アクセシビリティ詳細検討 受注業者 ・配慮要件の実現方法の検討 (必要に応じて発注者と相談、合意の上対応を決定) 「詳細検討シート」 <テンプレート制作> ●トップページのデザイン ●各種ページのデザイン ●HTMLコーディング ●基本インタフェース実装 ●ユーザビリティ検討 ●テンプレートのアクセシビリティ対応・評価(ユーザー評価を含む) 等 受注業者 ・仕様書に基づきテンプレート作成 「実施内容確認シート」 発注者 ・テンプレート評価 「簡易点検ガイド」 「実施内容確認シート」 <ページ制作> ●原稿制作 ●コンテンツデザイン ●コンテンツの入力(コーディング) ●各ページのアクセシビリティ対応 等 受注業者 ・仕様書に基づき各ページの作成 「実施内容確認シート」 <検収> ●納品物の確認 ●業者側試験の確認 ●記事内容の確認 ●機能テスト ●アクセシビリティ評価(ユーザー評価を含む) 等 発注者 ・納品物評価 「簡易点検ガイド」 「実施内容確認シート」 ※リニューアル後、詳細検討シートで採用したアクセシビリティ対応をホームページガイドライン等に反映し、ウェブページの追加・更新を行う スライド6 5.競争入札の場合の手順実施の注意 ●調達手順の実施にあたっては、地方公共団体がホームページ・リニューアルを発注する業者に対して、ウェブアクセシビリティ対応を盛り込んだ設計・制作を明確に求めることが重要になります。特に、以下の点に注意を払って下さい。 *仕様書には、受注業者への要求事項として以下を明記して下さい。 ・ウェブアクセシビリティ対応を行うために、総務省の「みんなの公共サイト運用モデル」の 「ホームページ・リニューアル等実施手順」に基づいた手順で制作すること。 ・受注後に、地方公共団体が示す基本検討シートを使用した検討結果に従い、詳細検討が必要とされている検討項目について、詳細検討シートを使用して具体的な対応方法を検討すること。その際、必要に応じて地方公共団体と相談すること。 ・詳細検討シートでの検討結果について地方公共団体に報告し、了解を得た上で、検討結果に従って制作すること。 ・テンプレート(ひな型)制作や全体のページ制作がそれぞれ完了する段階で、実施内容確認シートを記入し、地方公共団体に提出すること。 *仕様説明の際に、基本検討シート(地方公共団体が検討した結果が記載されたもの)や詳細検討シート等を添付するなどして、受注希望業者にウェブアクセシビリティ確保のために必要となる対応を具体的に示して下さい。 ●利用者にとって本当の意味で配慮のあるホームページを制作するためには、調達の手順の中でできる限りユーザー評価を実施することが重要です。付録6「障害者・高齢者による評価手順」を参考に、適時にユーザー評価を実施して下さい。 スライド7 6.ウェブシステム調達 (ウェブシステム調達の流れは、基本検討、業者選定、基本設計、詳細設計、システム開発、検収) <基本検討> ●対象業務・範囲の特定 ●利用者・利用環境の想定 ●要求仕様の検討 ●開発方針の提案 ●アクセシビリティ基本検討(ユーザー評価を含む) 等 発注者(地方公共団体) ・目標、ポリシー設定 ・想定利用者の検討 ・配慮要件の検討 「基本検討シート」 受注希望業者 ・対応方針の検討 「対応方針回答シート(提案資料)」 <業者選定> 提案・業者選定 <基本設計> ●業務調査 ●プロセス設計 ●ファイル設計 ●出力情報の検討 ●コード設計 ●アクセシビリティ詳細検討 等 受注業者 ・配慮要件の実現方法の検討 (必要に応じて発注者と相談、合意の上対応を決定) 「詳細検討シート」 <詳細設計> ●プログラム設計 ●画面設計 ●画面サンプル作成 ●画面設計のアクセシビリティ対応・評価(ユーザー評価を含む) 等 受注業者 ・表示画面のHTMLサンプルの制作 「実施内容確認シート」 発注者 ・画面表示サンプルの評価 「簡易点検ガイド」 「実施内容確認シート」 <システム開発> ●コーディング ●単体テスト ●結合テスト ●プロトタイプ作成 ●データ作成 ●処理画面のアクセシビリティ対応・評価 等 受注業者 ・各出力画面のアクセシビリティ配慮 「実施内容確認シート」 発注者 ・プロトタイプの表示画面の評価 「簡易点検ガイド」 「実施内容確認シート」 <検収> ●総合テスト ●受け入れテスト ●アクセシビリティの最終確認(ユーザ評価を含む) 等 発注者 ・納品システムの表示画面の評価 「簡易点検ガイド」 「実施内容確認シート」 スライド8 7.ウェブシステム調達の手順実施の注意 ●調達手順の実施にあたっては、地方公共団体がウェブシステムの開発を発注する業者に対して、ウェブアクセシビリティ対応を盛り込んだ設計・制作を行うことを明確に求めることが重要になります。特に、以下の点に注意を払って下さい。 *提案コンペ方式で業者選定を行う場合は、受注希望業者に次の内容を求めて下さい。 ・提案時に、詳細検討シートを参考に具体的な対応方法を検討し、提案する対応方法の概要を「対応方針回答シート」に記載して提出すること。 *仕様書には、受注業者への要求事項として以下を明記して下さい。 ・ウェブアクセシビリティ対応を行うために、総務省の「みんなの公共サイト運用モデル」の「ホームページ・リニューアル等実施手順」に基づいた手順で制作すること。 ・受注後に、地方公共団体が示す基本検討シートを使用した検討結果に従い、詳細検討が必要とされている検討項目について、詳細検討シートを使用して具体的な対応方法を検討すること。その際、必要に応じて地方公共団体と相談すること。 ・詳細検討シートの検討結果について地方公共団体に報告し、了解を得た上で、検討結果に従って制作すること。 ・表示画面のサンプルHTMLや全体の制作のそれぞれが完了する段階で、実施内容確認シートを記入し、地方公共団体に提出すること。 *仕様説明の際に、基本検討シート(地方公共団体が検討した結果が記載されたもの)や詳細検討シート等を添付するなどして、受注希望業者にウェブアクセシビリティ対応のために必要となる業務を具体的に示して下さい。 ●利用者にとって本当の意味で配慮のあるをホームページ制作するためには、調達の手順の中でできる限りユーザー評価を実施することが重要です。付録6「障害者・高齢者による評価手順」を参考に、適時にユーザー評価を実施して下さい。 スライド9 8.ウェブページの追加・更新 (ウェブページの追加・更新の流れは、原稿作成、HTML化、評価・修正、公開、運用。ただし、評価・修正、運用において必要があれば修正を依頼し、原稿作成やHTML化を行う。) <原稿作成> ●情報提供内容の検討 ●原稿作成 ●図表等の作成 ●原稿チェック、修正 ●図表・テキストのアクセシビリティ対応 ●原稿の承認 等 情報発信部署 ・配色、表現等での配慮 ・言葉づかいでの配慮 ・機種依存文字等の確認 ※基本検討シート、詳細検討シートの内容を参考にホームページ作成ガイドライン等にアクセシビリティ対応を盛り込み、これに基づいて原稿を作成する。 <HTML化> ●テンプレート選択 ●原稿の入力(HTML化) ●入力結果の確認(読み合わせ) ●HTML化時のアクセシビリティ対応 等 HTML化担当部署 ・HTML作成時の配慮 ※基本検討シート、詳細検討シートの内容を参考にホームページ作成ガイドライン等にアクセシビリティ対応を盛り込み、これに基づいてHTML化を行う。 <評価・修正> ●制作ルールにもとづくページ内容、仕様の評価 ●アクセシビリティの評価 ●問題点あれば修正 ●公開の承認 等 アクセシビリティ担当部署 ・作成ページのアクセシビリティ評価 ・可能な修正の実施 「簡易点検ガイド」 <公開> <運用> ●品質管理(アクセシビリティに関するものを含む) ●利用者の意見収集(アクセシビリティに関するものを含む) ●問題への対処 等 アクセシビリティ担当部署 ・日常的なアクセシビリティ評価 ・利用者の意見の収集 ・可能な修正の実施 「簡易点検ガイド」 「外部からの意見の処理手順」 スライド10 9.ウェブページ追加・更新手順実施の注意 日常的なウェブページの追加・更新では、公開前と公開後に、ウェブアクセシビリティを確保するための対応が必要です。 ●公開前に行う対応 ・公開前に行う対応は、ウェブページに掲載する原稿を作成する段階で行うべき対応と、原稿をHTML化する段階で行うべき対応とがあります。 ・原稿作成やHTML化作業時に必要な対応を行い、ウェブアクセシビリティを評価した上で公開して下さい。 ●公開後の運用において行う対応 ・ケアレスミスや担当者による意識の違い等が原因で、ウェブアクセシビリティに問題のあるページが公開されていることが無いように、日常的に公開中のホームページのアクセシビリティ評価を行い、必要に応じて修正をして下さい。 ・利用者の意見を積極的に求め、反映していくことも心がけて下さい。 (付録4 ホームページ・リニューアル等実施手順はここまで) |