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プレゼンテーション資料(2) 支援機器提供者として支援人材に期待すること

川村義肢株式会社 マーケティング室
日向野 和夫(ひがの かずお)



期待すること
機器選定の的確性などの判断能力
使用者の満足度の検知能力
人的ネットワークの活用に積極的な姿勢
供給者との異なる位置づけを理解している
- 批判と提言を使い分ける
善意の意見が時として、供給者との信頼関係を破壊すると言ったリスク判断が出来る能力

供給者の役割
機器に関する正確な情報提供
機器に関する最新の情報提供
短時間で、分かりやすい説明
使用目的に応じて機器の提案
使用者に「人的ネットワーク情報」提供
メーカーにユーザーのニーズを反映させる

供給者の現状
ニッチな市場に起因する課題
- 責任範囲が不明確
- 責任範囲が未分化
サービス
- 導入時の経過により、異なる対応となる
- 機器の説明責任の基準や解釈が未確立
- トラブル時の使用者責任の理解が未浸透
- 選択肢が極めて限定されていること

コミュニケーション支援とパソコン入力支援
進行性筋疾患
運動失調疾患
関節可動域制限
認知障害
限りなく境界線がなくなりつつある為の課題

対象となる使用者
筋萎縮性側策硬化症(ALS, Amyotrophic lateral sclerosis)
脊髄小脳変性症(SCD, Spinocerebellar degeneration)
筋ジストロフィー
閉じ込め症候群 (Locked in syndrome)
脊髄性進行性筋萎縮症(SPMA)
多系統萎縮症
多発性硬化症(MS)
脳性マヒ (CP, Cerebral palsy)

意志伝達装置に関して
重度肢体障害者への機器提供である
- 機器適合の支援技術
- IT支援は専門外
売りっぱなしの機器ではない

IT機器の問題点
障害を有する人には優しくない機器
習得に必要な条件が提示されていない
独習プログラムの作成
記憶を要する機器が前提となっている
覚えることが簡単
使うのが簡単

より総合的な取組みを
供給システムの各課題を明確にして、対処療法的な視点から現状打開の総合的な展開となることを期待したい





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