プロジェクト名

 大学間医学情報(MEDIKORE)ボーダレスプロジェクト
研究・教育を目的とする京都大学と大阪大学間の医療情報相互交換

プロジェクトの開始国及び現在の実施場所:

 日本国、関西文化学術研究都市を中心とする関西地域

プロジェクトのコーディネーター:

 新世代通信網実験協議会(BBCC)
 専務理事、松本壯夫
 (プロジェクト推進部長、藤尾芳男)
 住所:日本国京都府相楽郡精華町光台1-7けいはんなプラザ
 電話/ファクス: +81-774-95-5150 / +81-774-95-5174

プロジェクトの概要:

 本プロジェクトは、BBCCのB-ISDNアプリケーション実験プロジェクトの1つで、通信・放送機構奈良リサーチセンターとの共同研究の一部も含んでいる。本プロジェクトでは、HDTVを用いて、B-ISDNを通じた京都大学と大阪大学間で、医療に関する遠隔講義、討論、シンポジウムを行う。超高精細(SHD)映像システムもまた、遠隔医療実験に用いられる。

プロジェクトの目的:

1)モデル実験を通じて、技術的、運用上の、及び実際上の側面におけるシステム要件を特定すること
2)制度や組織の領域で専門家の共同作業の新たな枠組構築に向けた提案をおこなうこと

想定される或いは実際の成果:

1)情報ハイウェイに関する実験により、研究機関の利用、研究交換活動の促進のために大学間の協力を増進するためのシステム上のニーズについて、より実用的な観点での研究がなされる。
2)医療映像伝送を利用して専門家グループ内での高度な知識を双方向で交換することにより、医療の信頼性と正確性の向上に向けた貢献を行う。

プロジェクトの参加者:

 京都大学附属病院医療情報部、大阪大学医学部、住友電気工業(株)、NTT、三菱電機(株)

活用する情報通信技術:

 a. 高品質画像伝送と ディスプレーの技術
 b. B-ISDNを通じた情報交換技術等。

情報社会への貢献:

 本プロジェクトは、広帯域ISDNのような高速デジタルネットワークが、医療分野での情報及び知識の交換の高度な携帯をサポートするプラットフォームに適しているという認識に貢献するものである。

(平成7年5月現在)