プロジェクト名:

 メモリ・ネットワーク制御アーキテクチャ等通信基礎技術に関する研究開発

検索用キーワード:

 マルチメディア通信、通信基礎技術、標準化

プロジェクトの開始国及び現在の実施場所:

 日本国(東京都新宿区)

プロジェクトのコーディネーター:

 通信・放送機構研究推進部

プロジェクトの概要:

 ネットワークと記憶装置とを効率的に制御し、通信データの種類と処理優先度に応じたフレキシブルな処理を可能とする仕組み(アーキテクチャ)を開発することにより、同一端末による処理内容にスケーラビリティ(テキストデータからハイビジョン映像まであらゆる種類の情報を同一端末によって効率的に送受信できること)を付与するとともに、超高速ATM網の長所を十分に発揮できるような、端末側での通信処理効率の飛躍的向上を図る。
 また、当該通信技術の標準化を図り、国際的な標準化作業にも貢献する。

プロジェクトの目的:

 上記通信技術開発による情報通信、マルチメディア分野の活性化を通じた国民生活の向上や新規産業の創出に寄与するとともに、国際的な標準化作業にも貢献する。

想定される或いは実際の成果:

 上記アーキテクチャは、世界中のデジタル・マルチメディアデータの流通を円滑化するための基礎的技術であり、当該アーキテクチャの確立、標準化により、
 (1) 端末機能の大幅な簡素化とコストダウンによるマルチメディア端末の普及。
 (2) 家庭内、企業内における「端末の洪水」の回避
 (3) 世界的なネットワーク需要の拡大
 (4) 大規模メモリ、ソフトウェア等関連産業分野の発展
等の社会経済的効果が期待できる。

プロジェクトの参加者:

 通信・放送機構、早稲田大学、メーカー等からの研究者

活用する情報通信技術

 情報通信技術全般

情報社会への貢献:

 スケーラブルな汎用端末が開発されることによるマルチメディア端末の普及、家庭内、企業内における「端末の洪水」の回避が図られる。

想定される経費:

 28億円