接続ルールの見直しに関するヒアリング議事概要
1 日時
平成12年10月25日(水)午前9時〜正午
2 場所
審議会会議室(郵政省12階)
3 出席者
(1) 委員及び専門委員
齊藤忠夫(主宰者)、醍醐 聰、吉岡初子、酒井善則、佐藤治正(計5名)
(2) 事務局
濃添 隆 審議会室長
(3) 郵政省
天野定功電気通信局長 ほか
4 ヒアリングの対象者及び概要
(1) 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ
・ 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモから、移動体通信設備は、事業者の
市場参入の実態や設備の代替性から不可欠設備には該当しないとの意見が
あり、委員から、接続料は市場価格に任せるべきなのかという質問があり、
接続料はコストに基づいて設定しているが、料金水準は市場に任せるべき
であるとの回答があった。
(2) 東日本電信電話株式会社、西日本電信電話株式会社
・ 東日本電信電話株式会社及び西日本電信電話株式会社から、光ファイバ・
電話網の中継ネットワーク・DSLモデムについては、指定電気通信設備
の範囲から除外すべきとの意見があり、委員から、光ファイバの料金につ
いての質問があり、競争状態にあるところでは市場価格、そうでないとこ
ろではコストベースであるべきとの回答があった。
(3) 株式会社ディーディーアイ、日本テレコム株式会社、東京通信ネットワー
ク株式会社
・ 株式会社ディーディーアイ、日本テレコム株式会社及び東京通信ネット
ワーク株式会社から、不可欠設備の範囲は従来どおり固定端末系伝送路設
備を対象とし、「データ伝送役務」を追加すべきであり、また光ファイバ
についても、アンバンドルルールを確立すべきとの意見があり、委員から、
フレッツISDNに関する問題点についての質問があり、情報開示が必要
との回答があった。
(4) イー・アクセス株式会社、東京めたりっく通信株式会社
・ イー・アクセス株式会社及び東京めたりっく通信株式会社から、光ファ
イバのダークファイバでのアンバンドルが早期に必要との意見があり、委
員から、フレッツISDNについての独占性の問題点とはどういうことか
についての質問があり、NTTが地域IP網によりISPやユーザーを囲
い込んでいるとの回答があった。
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