報道発表資料のトップへ トップページへ戻る

インデックスへ ・ その他


発表日  : 7月7日(月)

タイトル : 郵政審議会郵便部会議事要旨(平成9年7月7日公表)





1 日 時
  平成9年6月17日(火)10:00〜11:28


2 場 所
  郵政省審議会会議室(郵政省12階)


3 出席者(敬称略)

 (1)委員
    大山昊人(部会長)、秋山喜久 、上原恵美、奥谷禮子 、小山觀翁、
    篠沢恭助、藤堂裕、中村紀伊 、松田義央 、三村優美子、森原三登

 (2)事務局
    渡辺審議会室長

 (3)郵政省
    内海郵務局長ほか


4 議 題

 (1)審議事項
  ア 第一種郵便物及び第二種郵便物の料金減額制度の改善について
  イ 新超特急郵便及び新特急郵便の新設等について
  ウ 長野オリンピック冬季競技大会(寄附金付)に付加された寄附金の配分
   額等について

 (2)報告事項
    国際郵便のサービス改善について


5 会議経過

 (1)会議の公開・非公開
    本日の会議は、料金減額制度の改善について、個別企業の経営資料を用
   いて審議するものであることから、会議は非公開とし、議事要旨を作成、
   公開することとした。

 (2)審議事項の内容説明(郵政省側説明)

  ア 第一種郵便物及び第二種郵便物の料金減額制度の改善について
   ・ 5月6日に成立し、5月14日に公布された郵便法の一部を改正する
    法律に基づき、複数の差出人の郵便物をまとめて差し出す場合の料金割
    引制度を創設する。
   ・ お客様は1人で差し出す場合よりも割引率が高くなる場合がある等サ
    ービスの向上につながり、省側としても区分済みの郵便物が増大し、郵
    便事業の効率化の推進に資するものである。

  イ 新超特急郵便及び新特急郵便の新設等について
   ・ 昭和57年以来実施している各種スピードサービスについて、よりお
    客様がご利用しやすいよう、次のとおり整理統合を図る。
   ・ 超特急郵便、特急郵便を廃止し、電話申し込みから2〜3時間で配達
    する新超特急郵便を新設。料金は1,400円の均一料金とする。
   ・ 即日配達郵便を廃止し、引受当日の午後5時までに配達する新特急郵
    便を新設。料金は地域相互間2,300円、同一地域内800円の均一
    料金とする。
   ・ ビジネス郵便を翌朝郵便に統合し、翌朝郵便の配達地域を拡大する。

  ウ 長野オリンピック冬季競技大会(寄附金付)に付加された寄附金の配分
   額等について
    長野オリンピック冬季競技大会(寄附金付)に付加された寄附金は、
   (財)長野オリンピック冬季競技大会組織委員会に349百万円配分する。

 (3)審議事項等に関する主な意見等
   ・ 料金減額制度の改善を行う必要性について質問があり、郵政省から、
    郵便物をまとめて差し出していただくことにより、事業の効率化が図ら
    れるためとの説明があった。
   ・ 料金減額制度の改善について、差出人はこれで採算が合うのかとの質
    問があり、郵政省から、組み合わせ次第では大きな割引となる可能性が
    あり、利用が望めるとの説明があった。
   ・ 送達速度の関連からバイク便の交通事故率を調べる必要があるとの意
    見があった。

 (4)答 申
    審議事項については、諮問書のとおりとすることが適当である旨、答申
   された。

 (5)報告事項(郵政省側説明)
    国際郵便のサービス改善について
   ・ 本年8月1日より、国際郵便サービスの改善を予定。
   ・ 具体的には、航空運送料率の引下げ等に伴い、国際エクスプレスメー
    ル(EMS)の料金を引下げるとともに料金割引制度を拡充。
   ・ また、航空非優先扱い大量郵便物(Pメール)、航空優先扱い大量郵
    便物(Dメール)の利用条件を緩和。


   (文責:郵政審議会事務局。速報につき、事後修正の可能性あり。)



トップへ