発表日  : 6月1日(月)

タイトル : 6/1付:平成10年度「電波の日・情報通信月間」記念中央式典における表彰等






報道資料


 郵政省は、第48回「電波の日」(6月1日)及び平成10年度「情報通信月
間」(5月15日から6月15日まで)に当たり、記念中央式典において、情報通
信の発展に貢献した個人及び団体に対して表彰を行うこととしました。
 概要は下記のとおりです。
                   記
 6月1日(月)午前11時から帝国ホテルで行われる平成10年度「電波の日・
情報通信月間」記念中央式典において次の表彰等を実施する。

1 「電波の日」郵政大臣表彰(別紙1)
                     個 人   5件
                     団 体   2件
2 「情報通信月間」表彰(別紙2)
 (1) 郵政大臣表彰            個 人   4件
                     団 体   5件
 (2) 情報通信月間推進協議会会長表彰
   ア 志田林三郎賞          個 人   1件
   イ 情報通信功績賞         個 人   5件
                     団 体   2件
   ウ 情報通信サービス・システム賞  団 体   2件

(参考)
 1 電波の日
   昭和25年(1950年)に電波法及び放送法が施行され、それまで政府専
  掌であっ  た電波利用が広く国民に開放されたことを記念して「電波の日」
  を設け、国民各層の電  波に対する科学知識の普及・向上を図るとともに、
  電波利用の発展に資することにしている。
 2 情報通信月間
   情報通信の普及・振興を図ることを目的として設けられたものであり、期間
  中、全国  各地で情報通信に関する様々な行事を実施する中で、豊かな生活
  を実現する情報通信に  ついて広く国民の理解と協力を求めていくことにし
  ている。

   連絡先:電波の日関係   通信政策局総務課(石塚課長補佐、吉岡係長)
                電話:03−3504−4758
       情報通信月間関係 通信政策局政策課(山本課長補佐、松嶋係長)
                電話:03−3504−4789



                                  別紙1
            第48回「電波の日」郵政大臣表彰

1 個 人
+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|    氏  名      |       功 績 の 概 要      |
+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|くろつち はじめ      | 社団法人全国自動車無線連合会理事・相談役と|
|黒 土  始(76歳)   |して、無線局検査の円滑化及び周波数の狭帯域化|
|              |の推進に寄与するとともに、AVMシステムの普|
|社団法人全国自動車無線連合会|及促進を図り、タクシー無線の健全な発展に尽力|
|理事・相談役        |するなど電波の有効利用に多大の貢献をした。 |
|              |                      |
+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|しおの ひろし       | 多年にわたり電波監理審議会委員及び会長とし|
|塩 野  宏 (66歳)  |て、電気通信行政の推進に尽力するとともに、当|
|              |省の施策に係る懇談会、研究会の委員を歴任し、|
|成蹊大学法学部教授     |通信・放送分野における電波利用の発展に多大の|
|              |貢献をした。                |
|              |                      |
+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|すずき ひさし       | 財団法人日本ラジコン電波安全協会理事長とし|
|鈴 木  久(68歳)   |て、ラジコン用発振器の推奨規格適合証明事業や|
|              |運用者の登録業務を行い、ラジコン電波の自主管|
|財団法人日本ラジコン電波安全|理体制を確立するなど、我が国におけるラジコン|
|協会理事長         |の健全な普及・発展に多大の貢献をした。   |
|              |                      |
+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|にしざわ  たいじ     | 多年にわたりHDTV放送の研究開発に従事し|
|西 澤  台 次(56歳) |、ITU−RのSG11副議長及びWP−11B|
|              |議長を務め、スタジオ規格などの国際標準化に尽|
|日本放送協会放送技術研究所 |力するとともに、世界初の衛星放送によるデジタ|
|所長            |ルHDTV放送方式及び現在進展中の地上デジタ|
|              |ル放送方式の研究開発に多大の貢献をした。  |
|              |                      |
+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|パイラート タチャヤポン  | 我が国との技術試験衛星V型(ETS−V型)|
|Pairash Thajch|を使用した衛星国際共同実験(パートナーズ計画|
|ayapong  (53歳)|及びポストパートナーズ計画)を推進し、各種実|
|              |験を通じて人材育成、相互交流などアジア・太平|
|タイ王国モンクット王ラカバン|洋地域の情報通信基盤整備に多大の貢献をした。|
|工科大学学長        |                      |
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2 団 体
+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|   団 体 名      |       功 績 の 概 要      |
+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|              | 通信・放送分野における電波利用システムの普|
|社団法人電波産業会     |及促進に尽力するとともに、次世代移動通信シス|
|              |テム(IMT−2000)の国際標準化活動の積|
|(会長)豐田 英二     |極的推進をはじめ、BSデジタル放送方式の開発|
|              |やCSデジタル放送共用受信機等多数の標準規格|
|              |を策定し、利用者の利便性に寄与するなど電波利|
|              |用の発展に多大の貢献をした。        |
+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|米国航空宇宙局       | 日米共同プロジェクトとして熱帯降雨観測衛星|
|ゴダード宇宙飛行センター  |(TRMM)を開発し、地球規模の気候変動や異|
|TRMMプロジェクトチーム |常気象の解明において必要不可欠な降雨分布の観|
|              |測をTRMM搭載降雨レーダーにより成功させる|
|(代表)トーマス A.ラビナ|など多大な成果をあげた。          |
|              |                      |
+−−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+



                                  別紙2
              平成10年度情報通信月間表彰

1 大臣表彰【個人】
+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|氏  名       |功績の概要                    |
+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|にしざわ じゅんいち | 電気通信技術審議会会長として、21世紀を展望した|
|西澤 潤一 (71歳)|情報通信研究開発基本計画など情報通信技術に関する数|
|           |多くの調査審議、答申の取りまとめに尽力し、我が国の|
|岩手県立大学学長   |情報通信の発展に多大な貢献をした。        |
+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|のぐち しょういち  | 広帯域ISDNやパーソナル通信網の構築等に関する|
|野口 正一 (68歳)|研究会等において、諸提言の取りまとめに尽力するとと|
|           |もに、情報通信の高度化に向けて国際的にも活躍するな|
|会津大学学長     |ど、情報通信分野の発展に多大な貢献をした。    |
+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|ほりべ まさお    | 「OECD暗号政策専門家特別会合」の副議長のほか|
|堀部 政男 (61歳)|数多くの調査研究会座長として、情報通信分野における|
|           |セキュリティ、プライバシー保護に関する制度的検討に|
|中央大学法学部教授  |尽力し、情報通信の発展に多大な貢献をした。    |
+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|アーサー R バロン | 日米の情報通信政策の調査研究機関である「日米情報|
|Arthur R.Ba|通信調査研究機構」の共同会長として、同機構設立当初|
|rron(63歳)  |より情報通信関連セミナーの開催、調査研究プロジェク|
|日米情報通信調査研究 |トの実施などの活動にリーダーシップを発揮し、日米間|
|機構 共同会長    |の相互理解、友好関係の促進に尽力し、情報通信の発展|
|           |に多大な貢献をした。               |
|           |                         |
+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+

2 大臣表彰【団体】
+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|   団 体 名     |         功績の概要         |
+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|神戸市          | 震災時の経験を踏まえ、災害時に必要とされる各|
|ささやま かずとし    |種情報を収集・処理する総合防災システムを構築し|
|(市長 笹山 幸俊)   |、今後の自治体防災の先駆的な取組として行政分野|
|             |における情報通信の発展に多大な貢献をした。  |
+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|(財)長野オリンピック  | 長野オリンピックの運営に際し、無線局免許手続|
|冬季競技大会組織委員会  |、不法無線局対策等に多大の協力を行うとともに、|
|さいとう えいしろう   |インターネットやビデオオンデマンドなどによる競|
|(会長 斎藤 英四郎)  |技情報の提供を通じて情報通信システムの有効性を|
|             |広くアピールし、情報通信の発展に多大な貢献をし|
|             |た。                     |
+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|(財)長野パラリンピック | 長野パラリンピックの運営に際し、無線局免許手|
|冬季競技大会組織委員会  |続、不法無線局対策等に多大の協力を行うとともに|
|よしむら ごろう     |、インターネットやパラリンピックラジオなどによ|
|(会長 吉村 午良)   |る競技情報の提供を通じて情報通信システムの有効|
|             |性を広くアピールし、情報通信の発展に多大な貢献|
|             |をした。                   |
+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|日本COP3情報支援システ| 地球温暖化防止京都会議(C0P3)において、|
|ム推進協議会       |インターネットを活用した環境情報の提供システム|
|             |を構築・運営し、会議情報を始めとする各種情報の|
|ふじた しろう      |提供・交流を通じて会議の成功に大きく寄与すると|
|(会長 藤田 史郎)   |ともに、情報通信システムの有効性を広く世界に向|
|             |けてアピールし、情報通信の発展に多大な貢献をし|
|             |た。                     |
+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|BBCC(新世代通信網実験| 広帯域ISDNを活用した遠隔医療や遠隔教育な|
|協議会)         |ど高度なアプリケーションの開発・実験に取り組む|
|こばやし しょういちろう |とともに、共同実験や各種フォーラムの開催を通じ|
|(会長 小林 庄一郎)  |てその成果を広く内外に紹介するなど、情報通信の|
|             |発展に多大な貢献をした。           |
+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+

3 情報通信月間推進協議会会長表彰
(1) 志田 林三郎賞【個人】
+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|     氏 名     |功績の概要                  |
+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|いとう たつお      | マイクロ波、ミリ波領域において、送受信機とア|
|伊藤 龍男 (58歳)  |ンテナを一体化したアクティブ集積化アンテナを世|
|             |界に先駆けて提案するなど、衛星通信や移動体通信|
|カリフォルニア大学教授  |、リモートセンシング等の高度化に向けた研究活動|
|             |に顕著な功績を収め、情報通信の発展に多大な貢献|
|             |をした。                   |
+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+

(2) 情報通信功績賞【個人、団体】
+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|氏 名        |功績の概要                   |
+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|うめづ しょういち  | 電気通信事業者、放送事業者等の職員を対象に「マ|
|梅津 昇一 (73歳)|ルチメディア・フォーラム」を主催するなど情報通信|
|(株)USコーポレーシ|分野の人材育成に尽力し、情報通信の発展に多大な |
|ョン社長       |貢献をした。                  |
+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|すずき つとむ    | 「成層圏無線中継システムの実用化に向けた調査研|
|鈴木 務  (67歳)|究会」の取りまとめなど、新たな無線ネットワークの|
|           |可能性を開拓するとともに、20余年にわたり電気通|
|日本工業大学教授   |信研修所講師として人材育成に尽力し、情報通信の発|
|           |展に多大な貢献をした。             |
+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|たかはし ゆきお   | 長年にわたり放送番組に係る著作権業務に携わった|
|高橋 幸雄 (58歳)|経験を生かし、「放送ソフト流通促進協議会」におい|
|日本テレビ放送網(株)|て放送ソフト流通環境整備のための提言の取りまとめ|
|メディア企画局参与兼ソ|に尽力し、情報通信の発展に多大な貢献をした。  |
|フト事業局ライツ推進部|                        |
+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|にしむら やすしげ  | ケーブルテレビ事業に携わる者として、各種の調査|
|西村 泰重 (62歳)|研究会に参画するとともにケーブルテレビの高度化に|
|(株)ジュピターテレコ|取り組むなどその普及・発展に尽力し、情報通信の発|
|ム顧問        |展に多大な貢献をした。             |
+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|みなと たかやす   | 北海道テレコム懇談会の常任幹事会代表として北海|
|湊 孝康  (63歳)|道の情報化の中心的役割を果たすなど地域の情報化に|
|(株)北洋銀行業務推進|尽力し、情報通信の発展に多大な貢献をした。   |
|部情報開発室長    |                        |
+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|札幌テレビ放送(株) | 自社番組の制作に努め、北海道からの情報発信、文|
|いさか しげたか   |化の紹介、映像による保存に尽力し、情報通信の発展|
|(社長 伊坂 重孝) |に多大な貢献をした。              |
+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|(社)テレコムサービス| インターネット上で流通する違法有害情報、迷惑通|
|協会事業者倫理委員会 |信などに対する事業者の指針となるガイドラインを取|
|えんどう たけし   |りまとめ、インターネットの普及環境の整備に尽力し|
|(委員長 遠藤 毅) |、情報通信の発展に多大な貢献をした。      |
+−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+

(3) 情報通信サービス・システム賞
+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|名 称          |功績の概要                |
+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|超高精細画像通信システム | 光ファイバ網を利用して、遠隔医療や遠隔教|
|(SHD)        |育、印刷等への応用が期待される「超高精細画|
|(NTT光ネットワークシス|像通信システム」を実用化し情報通信の発展に|
|テム研究所小野特別研究室 |多大な貢献をした。            |
|室長 小野 定康)    |                     |
+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|光多重ネットワークシステム| デジタル化時代を迎えた放送局設備として、|
|             |あらゆる信号形式に対応できる光多重技術を利|
|((株)フジテレビジョン |用した局内信号分配方式をを世界に先駆けて開|
| 社長 日枝 久)    |発・実用化し、情報通信の発展に多大な貢献 |
|             |をした。                 |
+−−−−−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+