高速デジタルアクセス技術に関する研究会/中間報告書(案) | 目 次 |
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1 背景・目的 |
インターネットや移動体電話等の爆発的な普及にみられるように、近年、情報通信ネットワークの高度化・多様化が加速し、それに伴い社会の情報化、ユーザニーズの多様化も急速に進展している。
このような状況を踏まえ、本年6月に発表された「次世代ネットワーク構想に関する懇談会」の報告書では、現在の10倍の通信速度を実現する社会(「10×社会」)の実現に向け、アクセス網の高速・大容量化とともに、様々なアクセスシステム(光ファイバ、DSL、衛星、FWA、CATV網等)を利用できる環境整備の必要性が提言されており、高速デジタルアクセス技術の早期導入に向けた具体的な検討が求められている。
また特に、北米等で既に導入が進んでいるDSLについては、「接続料の算定に関する研究会」の報告書(本年7月発表)において、DSL技術の導入に未だ不安定・不確定な部分等があることから、一定期間対象地域や期間を限定した試験的な接続を行うことが適当であるとされ、『DSLの技術的条件については、意見集約のための検討の場を設定して具体的な検討が行われることが望まれる。』との提言がなされている。
以上の背景から、本研究会では、今後普及が予想される高速デジタルアクセス技術に関し、その円滑な導入を実現するために考慮されるべき技術的諸問題を検討するとともに、メタリック回線を使用する高速デジタルアクセス技術(DSL技術)を早期に実現するための技術的課題等について検討を実施する。
2 検討事項 |
(1) 高速デジタルアクセス技術の発展動向及びその導入に伴う技術的諸問題の検討
アクセス網の高速・大容量化を実現可能にする様々な高速デジタルアクセス技術についての発展動向及びその技術の導入に伴う技術的に解決しなければならない諸問題について検討を行う。(2) DSLサービス導入に向けたMDF接続に関する技術的課題の検討
DSLサービスの早期実現にあたり、MDFにおける相互接続のインタフェース条件等の技術的課題について検討を行う。(3) DSL端末の接続にあたっての技術的条件の在り方の検討
DSL端末の接続にあたってのインタフェース条件等の技術的条件の在り方について検討を行う。
3 その他 |
(1) 構成員は別紙のとおりとする。 (2) 第1回研究会は平成11年8月30日(月)に開催し、11月に中間報告書をまとめ、平成12年6月を目途に最終報告書を取りまとめる。
別 紙 |
(五十音順、敬称略)
【委 員】 | ||
あいだ ひとし 相田 仁 |
(東京大学大学院 新領域創成科学研究科 教授) | |
座長 |
さいとう ただお 齊藤 忠夫 |
(東京大学大学院 工学系研究科 教授) |
座長代理 |
さかい よしのり 酒井 善則 |
(東京工業大学 工学部 教授) |
せざき かおる 瀬崎 薫 |
(東京大学生産技術研究所 助教授) | |
はらしま ひろし 原島 博 |
(東京大学大学院 工学系研究科 教授) | |
みたに まさあき 三谷 政昭 |
(東京電機大学 工学部情報通信工学科 教授) |
会 合 | 開 催 日 | 主 な 議 事 | ||||
第1回研究会 | 平成11年8月30日 |
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第2回研究会 | 平成11年9月7日 |
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第3回研究会 | 平成11年9月14日 |
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第4回研究会 | 平成11年9月22日 |
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第5回研究会 | 平成11年9月28日 |
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第6回研究会 | 平成11年10月6日 |
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