意見募集

別紙1 


「著しく微弱な電波を発射する無線局の電界強度の測定方法を定める件」 の一部改正の概要


1 試験場の適合性評価方法の追加

(1)  これまで、微弱な無線局から発射される電波の電界強度の測定は、野外試験場(オープンサイト)において行うこととしていましたが、今般これに加え、「代替試験場」として「電波半無反射室」等における測定を可能とするとともに、その条件(正規化サイトアッテネーション(NSA)への適合性評価法)等を新たに定めました。

(2)  これまで、NSAの測定は測定周波数ごとに半波長又は半波長共振型ダイポールアンテナを用いることとしていましたが、電波半無反射室の多くでは、30MHz近傍の測定はアンテナ長が大きくなり困難です。
 このため、30MHz〜80MHzにおいてNSAを測定する際の特例として、80MHzに同調した半波長ダイポールアンテナを使用できることとし、このときに用いるNSAの基準値を新たに定めました。

2 電界強度測定用空中線の種類の追加

 30MHz〜1GHzの周波数の電波を測定するアンテナとして、バイコニカルやログペリ等の広帯域型を使用できることとしました。

3 その他規定の整備

 この測定方法の基とした国際的な標準である国際無線障害特別委員会(CISPR)勧告「CISPR 16-1 無線妨害及びイミュニティ測定装置」(第1版:平成5年8月、改訂第1版:平成9年7月)に従い、一般的な測定によることができる周波数の下限を10kHzから9kHzに変更しました。

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