陸上、船舶又は航空機に開設された無線局の無線設備を操作する無線通信士など無線従事者の免許の取得方法には、次の４種類の方法があります。

1. 国家試験に合格
2. 養成課程（講習会等）を修了
3. 大学、高等学校等で「無線通信に関する科目」を修めて卒業　
4. 一定の無線従事者免許を有する者が業務履歴（実務経験）を積む

　
本件は、上記３の方法に関連して、信州大学工学部電気電子工学科の教育課程の科目内容が、無線従事者免許を取得するために修めなければならないものとして、電波法令で規定する「無線通信に関する科目」に適合していることを確認した旨の確認書を交付するものです。

　このことにより、同大学工学部電気電子工学科において、平成２１年４月以降、今回確認した教育課程の科目を履修した学生は、卒業後の無線従事者免許（第一級陸上特殊無線技士及び第三級海上特殊無線技士）の取得に当たって、国家試験等が免除されるほか、申請の際の提出書類の一部についても免除されます。

　なお、信越管内（長野県・新潟県）の大学・高等学校について、同様の確認は、本件で６校目です。
　また、長野県内では、諏訪東京理科大学（茅野市）システム工学部電子システム工学科（確認：平成１５年１２月１６日）に次いで、２校目となります。