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救急車の適正な利用について

平成19年4月25
消防庁

救急車の適正な利用について

救急隊の出場件数は、平成17年中には約528万件と、10年間で約61%増加しています。そのうち、救急車で搬送された方の約52%は、入院の必要のない方でした。
 
一方、救急隊の数は10年間で約8%の増加にとどまっています。
 
その結果、救急車が現場に到着するまでの時間は全国平均で約6.5分と、
10年間で約0.5分遅延してしまっています。
 

このままでは、真に緊急を要する方への対応が遅れ、
救命率に影響が出るおそれがあります!

グラフ:救急隊数と救急出場件数の推移 グラフ:現場到着所要時間の推移
救急隊数と救急出場件数の推移

現場到着所要時間の推移
グラフ:救急自動車による傷病程度別搬送人員 (平成17年中)  
救急自動車による傷病程度別搬送人員 (平成17年中)  




(参考)
全国の消防本部における普及啓発の例

   




救急車の適正な利用のお願い

救急出場件数が増加しています。
真に緊急を要する方のために、救急車の適正な利用をお願いします。

症状は軽微だが、「交通手段がない」、「どこの病院に行けばよいか不明」といった場合は、民間の患者等搬送事業者*病院情報提供サービス*等を活用してください。
定期的な通院等において、タクシー代わりに救急車を常用することは控えてください。
救急車以外に搬送の手段がなく、緊急に医療機関等に搬送しなければならない場合は、迷わずすぐに救急車を要請してください。

患者等搬送事業者とは・・・
緊急性のない患者等に対し、医療機関等への搬送を行う事業者。各消防本部によって認定がなされている。
  病院情報提供サービスとは・・・
都道府県や市町村等が行っている、受診可能な医療機関の紹介を行うサービス

連絡先
消防庁消防・救急課救急企画室
電話 0352537529
FAX 0352537539