IT推進会議 〜刷新化ビジョン策定(1)〜

川口市(川口市役所 第3会議室)
平成17年9月28日(水) 10時〜12時

○川口市挨拶

川口市挨拶冒頭、助役より「肩肘をはらずに、普段思っていることを出して欲しい」「既存の枠に捕らわれずに、市民満足度の向上や行政事務効率化を図る取り組みにつなげて欲しい」との挨拶がありました。



○総務省挨拶

総務省挨拶総務省の細田補佐より、本事業の目指すところとして「市民満足度の向上」「職員間の 知識の共有」「大幅な経費節減」の3点があるとの説明がありました。
 また「本事業は業務を刷新することが主であり、『ITありき』では無い」ことが強調されました。



○本事業の(全体像)の説明

本事業の(全体像)の説明本事業の事務局を担当している三菱総研より、本事業における作業の進め方の全体像について説明があり、本日行う作業が、全体作業の中の「刷新化ビジョンの策定」作業の一部であることが示されました。



○刷新化ビジョン策定のための現状把握 〜SWOT分析〜

(1)実施方法説明
実施方法説明 松尾公認会計士より、本日の作業が「自分自身(市役所や川口地域)の強み(Strength)・弱み(Weakness)」を知り、また自分の外にある「自分にとって都合の良いもの(機会:Opportunity)・都合の悪いもの(脅威:Threat)」を知るための作業であることが説明されました(この作業は、知るものの頭文字をとって「SWOT 分析」と呼ばれています)。



(2)気づきのための頭の整理(ブレーンストーミング)
実施方法説明 作業はまず、「ひとりひとりの『気づき』のために、1人1つずつ、自分(市役所や川口地域)の強みだと思っていることを発言する」ところから始まりました。
 「都心に近い」「新しい市民が増えている」「昔から住んでいる人も多い」「緑が多い」「職員に、新しいことに取り組む姿勢がある」などの強みが、次々発言されました。



(3)カード記入による頭の整理
実施方法説明 次に、各自がそれぞれ思っている「市役所や川口地域のSWOT」を、カード1枚に1つずつ、40字以内で自ら書き込んでいきました。
 松尾公認会計士から「SWOTそれぞれについて、最低でも1人1枚は書くように」との指示があり、皆さん黙々とカードを書いていました。しかし、O(機会)とT(脅威)のカード記入には、皆さん悩まれているようでした。



(4)記入済カードの回収・仕分け・配布
実施方法説明 SWOTが書かれたカードは、一度全て回収され、S・W・O・Tに仕分けされた後、会議室全体を4つの島(Sの島、Wの島、…)に分け、「Sの島にはSのカードすべて」といった要領で、各島に仕分けされたカードが配布されました。S(強み)、W(弱み)に比べると、O(機会)とT(脅威)のカードの枚数は少ないようでした。
 また各島に配布されたカードは、1人の手持ちカードが同じ枚数になるように、その島に座っている方全員に配られました。


(5)カード合わせ(カードの分類)
実施方法説明 島毎に「親」を決め、親は自分の手持ちカードを1枚ずつ読み上げ、机上の模造紙に貼り付けていきました。ほかの方は、親が読み上げたカードと同じ内容の手持ちカードを持っていれば、そのカードを、親が貼り付けたカードの近くに貼り付けていきました。
 貼り付けたカードと周囲のカードの内容を見て「少し違うな」とカードを戻したり、「さらに分類しよう」とカードの集まりを分けたりと、活発な意見交換の中、作業が進められました。
 こうして、各島に配られたカードが、模造紙の上で次々に分類されていきました。


(6)分類結果(分類したカードの集まり)への「ラベル付け」
実施方法説明 最後に、分類したカードの集まり毎に、その集まりの内容を示す「一言」をその島に座っている方全員で考え、カードに書いて、その集まりを端的に示す「ラベル」として貼り付けていきました。
 ラベルに書く一言で、そのカードの集まりを指し示す内容(ニュアンス)が変わるため、島に座っている方全員の合意を得ながら、言葉選びをしていきました。



(7)全員の共通認識としてのSWOTの完成
実施方法説明 こうして、最初「各自がそれぞれ思っている市役所や川口地域のSWOT」が、最後に「会議の出席者全員の共通認識としてのSWOT」として紙の上にまとめ上げられました。

 会議は、出席者全員の「拍手」で終わりました。皆さん「いい汗を(頭の中で)かいた」ご様子でした。




使った資料



成果物



刷新化の方向性策定(1)

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