現在、地域のどのような活動に関わっていますか。
五ヶ瀬中等教育学校の卒業生であり、今年度行われた五ヶ瀬町の「関係人口創出・拡大事業」の一環として行われた9月のスタディーツアーに参加し、「五ヶ瀬町政策提案コンテスト」に応募しました。更にそのコンテストで金賞を受賞したため、実践活動に向けて準備を進めています。2020年2月には現在通っている関西学院大学の友達と一緒に五ヶ瀬町を訪れ、実践活動を行いました。
地域の活動に参加しようと思った経緯や目的を教えてください。
まず、五ヶ瀬町は中学・高校時代を過ごした場所であり、お世話になった場所であり、大好きな場所なのでとても強い思い入れがありました。そんな五ヶ瀬町に恩返しをすることが一番の目的です。参加の経緯は「五ヶ瀬町政策提案コンテスト」の前段階として開催された「スタディーツアー」の中身の案を考えて欲しいという提案をいただいたためです。私自身も大学生という立場で五ヶ瀬町をフィールドに何か面白いことができないかと考えていたので、これから自分がどのように五ヶ瀬町と関わっていくかを考え直すために参加を決めました。
継続的に地域と関わりたいと思った理由を教えてください。
中学・高校生の頃に取り組んでいた地域活性化に向けた取り組みや研究が夢半ばで終わってしまったという経験がありました。しかし、大学生という一度町の外へ出た経験を踏まえて継続的に地域と関わりを持つことで当時の延長戦として当時は到達することができなかった領域に行けるのではないかと考えたためです。
地域の活動に継続的に参加してみて、地域に対する印象は変わりましたか。
本質的な印象は変わりませんでした。人が優しい、自然が美しいなど私が五ヶ瀬町に住んでいた頃と良い意味で何も変わっていなかったことに安心しました。一方で良い意味で変わったと感じることがありました。それは地域活性化に対する姿勢です。私が中・高校生の頃も学生が地域活性化のプランを考えるという取り組みは存在していましたが、当時はプランを考えても実践することは難しいイメージがありました。しかし、今回は本当に実現させるという強い意志がさまざまな人から溢れていました。私が五ヶ瀬町を離れていた間に本当の意味で、みんなで町を作っていくという意志が強くなったのかなと思いました。
今後、地域とどのように関わっていきたいですか。
今後も継続的に五ヶ瀬町と関わっていきたいと考えています。具体的には大学生という立場を活かし、関係人口案内人として少しでも多くの学生を五ヶ瀬に連れてくれることができたらと考えています。また、今回私がコンテストで発表した「わらじ」を使った案もまだ途中の段階なので来年度も継続して取り組んでいきたいと思います。今後の活動を通して高校を卒業し、五ヶ瀬町を離れても地域との関わりを持つことができるということを多くの町を離れた若者に知ってもらえたらと思います。
これから地域との関わりをつくっていきたいと考える方々に対して、メッセージをお願いします。
地域との関わりを持つということは思っているよりも難しいことではないと思います。自分にできることの大きさは重要なことではなく、たとえどんなに小さなことであっても地域との関わりを作っていきたいという思いがあるのであれば思い切って飛び込んでみることが大切なのだと思います。
関西学院大学生は神戸港からフェリーで宮崎港へ。青島などを観光後、高千穂町に宿泊。熊本大学生はレンタカーで五ヶ瀬の里キャンプ村に宿泊。
スキー場に出発
レンタルなど準備、ゲレンデへ
五ヶ瀬自然学校スタッフとスキー経験者の卒業生3名によるスキー教室に参加
レストランで昼食
スキー教室およびスノーボード
下山、五ヶ瀬の里キャンプ村へ
着替え、買い出し、ごかせ温泉木地屋
宮部精肉店のトクホル鍋、他力鮮魚店のぶどうカンパチ準備
交流会
就寝
起床、朝食
関西学院大学生は高千穂峡など観光、熊本大学生は五ヶ瀬の里キャンプ村で薪窯を使ったピザづくり体験
昼食
五ヶ瀬中等教育学校に移動
在校生、卒業生が指導者となり、わらじ作り体験
わらじ作り終了、わらじを履いて散歩
終了、関西学院大学生は宮崎港からフェリーで神戸港へ、熊本大学生はレンタカーで帰宅
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