2020年1月現在
村内NPOの事業で既に生まれている関係人口をさらに増やし、関係人口を効率的に創出します。
人口1,700人を切った過疎の村、泰阜村。高齢化(率:39%)や人口減少(2018年1,644人(4月1日時点)→2040年推計1,287人)が進み、とりわけ若者が村を出ていくことには歯止めがかからず、環境的にも社会的にも持続性が著しく低い状態です。
一方、村内NPO法人は本村行政や地域住民と協働を重ね、 30数年前より村の自然を活かしたキャンプや山村留学などのプログラムを提供し、毎年2,000人以上の交流人口を生んでいます(平成24年度地域づくり総務大臣表彰活動)。
本事業は、当該NPO法人が30年以上も交流人口を創出し続けている「強み」に着目し、当該NPO法人と本村行政、村内各種団体・個人との協働のもと、NPO法人がこれまで創出した事業参加者(交流人口)に、「次なる形」としての「学びの事業」を積極的に提供することを通して再来訪を促し、関係人口(ファン)並びに定住人口の増加を狙うものです。
毎年夏冬に実施するこども向けキャンプに参加する学生ボランティア、山村留学卒業生、山村留学保護者を対象に以下の事業を実施
内容:これまで関わった参加者に、夏冬の長期休みで実施される自然体験キャンプ事業、週末に行われる幼児向け野外保育事業、週末に行われる地域の小学生向け自然体験活動、通年で行われる放課後こども教室(預かり)事業などの各種教育活動などに、ボランティアとして再来訪する機会を提供し、本村の自然を活かしたこども体験活動や環境保全活動、都市山村交活動のサポートを行うとともに、地域の魅力を感じられる仕組みです。
内容:自然体験や対人交流、環境保全スキルを伸ばすことを目的としたボランティア合宿を実施。地域住民の暮らしの技術を学ぶなど交流も行います。
対象:山村留学卒業生とその家族を対象に以下の事業を実施
内容:里山整備と環境理解を目的とした環境整備イベントを実施し、放置林の間伐作業や間伐材の薪加工作業などを実施。作業で出た薪は山村留学などの教育活動で活用し環境教育の場とします。
内容:山村留学実施地域(集落)への成果発表の場を設け、地域住民と交流します。
全国の子育て世代と村内子育て世代の家族を対象に以下の事業を実施
内容:村に残る暮らしの文化(山菜取り、味噌作り、ツル細工など)を村内に住む子育て世代に提供。村の文化の継承と共に、同世代の交流を進めます。その事業に都市部の同世代も参加できる仕組みを作り、村の文化を知るとともに、交流を促します。
通年で村を訪れられる大学のゼミなどを対象に、村役場が協働し学生受入を実施。 村にある自然、暮らし、文化、人を教材とした体験活動を実施。住民と協働しながらも、学生主体での活動を行います。
村民が都市部大学に講義や交流で訪問するなど、村民と学生が何度も往復する。最後には学生主体の学びの成果報告会を泰阜村にて開催します。 また、大学への広報活動・打ち合わせも実施します。
大学のゼミ単位で3日間程度の短い受け入れを実施。地域の文化や自然、人を教育材として捉えた教育活動を大学と協働で実施。主に間伐や狩猟、ものづくりなど単発の体験プログラムを提供します。また、大学への広報活動・打ち合わせも実施します。
今後関わりが生まれる可能性のある人、大学、地域を対象にパンフレットを作成して配布。また山村留学生募集を主とした活動説明会を都市部で実施します。
上記活動を効率的に行うためには、参加者の情報を的確に活用し、マッチングされた情報を絶えず参加者に提供する必要がある。そのデータベース構築の前段階として参加者情報管理を行います。
随時キャンプ事業に関するボランティアを募集
以降は、上記ボランティアと山村留学OBOG、その保護者などに適宜情報を送付
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