2020年1月現在
ふるさと納税制度を活用し、返礼品ではなく、地域それぞれにある物語をキーワードに、地方への往来を生み出します。
岩手県花巻市は、市の中心市街地や中山間地域から郊外のへの動きが加速し、地域の担い手や第1次産業の担い手、伝統芸能の後継者不足などが進んでいます。また、市独自のインターネット調査によると、知名度は約92%と高い数値ですが、どのような街であるか、来訪経験があるといった街の理解度は約30%程度と低いです。
そこで、ふるさと納税制度を活用し、返礼品だけでなく、寄附者と地域が継続的なつながりを持てる仕組みを構築するため、寄付者に対して、作業体験と魅力発信の編集体験を提供して、市への新たな興味関心層の発信と継続的なつながりを生むサイクルをつくります。
ふるさと納税制度を活用し、地域と寄附者の継続的なつながりを生み出すため、寄附者に花巻のヒト・モノに関わる物語を提供し、その物語に共感した寄附者が、それに直接触れる場と共創する場を提供しました。
寄附者には、返礼品で提示したブドウ農家の作業など、消費者としては見ることのできない物語を現場で直接体験できる場を提供する。その中で、寄附者と地域が当事者または登場人物となり、それぞれの物語をソトとナカの目線で再評価し、取材や再編集を行うことにより継続的に共創することで、見えなかった物語を見える化した冊子等で発信しています。
特定非営利活動法人 東北開墾(代表理事 高橋博之)と花巻市が連携し、ふるさと納税寄附者と地域の共創の場の開催により、再評価した地域の魅力を見える化するため冊子制作にあたっては、現地イベントで参加者が取材した内容は、掲載に耐えうるものであり、取材内容を中心に寄付者等の協力を得て、デザイン案の検討やレイアウト構成、本文案の検討などの一部編集作業を行い、「モノガタリ通信 花巻ブドウ編」として刊行しました。
モノガタリ通信は、イベント参加者の取材記事はもとより、大迫地域のブドウ農家の歴史や現在行っているブドウ畑維持のための取り組み、ヨソモノが地域に関わることによる効果などを編集しました。
今後、電子ブック化し、市のホームページやファンクラブサイト等で公開します。
ふるさと納税ユーザー、地域課題に関心を持つ層、第1次産業に関心を持つ層(本事業においてはワイン愛好者を含む)
伝統芸能団体等、第1次産業(農家等H31はブドウ農家を対象とした。)
ふるさと納税制度を活用し、市の地場産品等をPRします。モデル事業内容については、実施の予定はありません。
岩手県花巻市では、ふるさと納税をきっかけに花巻市に興味を持ってくださる方と、継続したつながりが持てるよう引き続き取り組みを進めます。
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