事業概要

平成30年度の「関係人口創出事業」モデル事業で、日本一の清流：高津川流域の地域資源を活かして都市交流プロジェクトをプロデュースしていただける方を募集したところ、15名の参加がありました。本プロジェクトにご参加いただいたみなさんには、プロジェクト期間終了後も東京の活動拠点（Tsuwano T-space）に気軽にお立ち寄りいただき、ご自身の活動を継続して行ったり、他の仲間たちとの交流を深めていただいております。

事業の目的・背景

島根県西部、高津川の流域に位置する益田市・津和野町・吉賀町の3市町では、定住人口の減少による地域の活力低下、さらには萩・石見空港（羽田便1日２便運航）の利用促進等の課題を抱える中、都市交流による交流人口の拡大に取り組み、首都圏における当市町の交流団体（文京区、川崎市など）や首都圏の大学（大正大学、東洋大学など）との連携による事業を展開することで、教育・産業・スポーツ・芸術等の分野でさまざまな交流を行ってきました。

平成30年度の総務省の「関係人口創出事業」モデル事業を活用し、この都市交流の取り組みを一層推進するために、わたしたち地域の者とともに都市交流事業のプロデュースに取り組んでいただくプロジェクトを実施しました。

このプロジェクトでは、首都圏で働く多様な知見・スキルを有した人材が、当市町と首都圏間の都市交流事業の企画・実施に携わる取り組みを実施しました。そして、当市町との協働による企画・実施活動を通じて、当市町との関係を築き、活動に参加した人材自体が「関係人口」として継続的に当市町との関係を深めていくことを直接的な目的としています。そして最終的には、本事業をきっかけとして生まれた新たなアイデアや取り組みによって、都市交流事業が活性化し、3市町と首都圏に住む人々との関係を深めていくことを目的としています。

取組の内容

本プロジェクトでは、東京で4回の講座（ワークショップ）を開催するほか、現地にも2回お越しいただいて、都市交流プランを作成しました。

地域の資源を活かした交流のアイデアやその具現化プラン、都市の交流という枠組みに仕立てていくための方策などを練っていきました。

平成30年度は、東京で休日（土日）の午後に4回開催する講座と土日に1泊2日で2回実施する現地活動は、9月中旬から12月上旬の約3か月という短い期間に行いました。初回の講座と初回の現地活動は、まずはわたしたちの地域について学んでいただくことから始まりましたが、その後は主体的にプランの作成に取り組んでいただきました。参加者同士でグループを組んで、または個人で、プランを作成しその発表を行っていただき、現在、具体的なアクションにも参加していただいております。

本プロジェクトをきっかけに、高津川流域と首都圏との交流を促進する事業体の実行体制として、参加したメンバーが中心となり、任意団体「MA・TSU・YO！プロジェクト」を設立しました。運営コアメンバーは7名で活動に参加するメンバー（クルー）を募集中です。（クルーは2019年11月1日時点50名）

現在、「MA・TSU・YO！プロジェクト」の企画した事業に行政が協力することで、首都圏と地域と方々の交流が拡がるなど、関係人口の創出につながっています。

また、津和野町東京事務所（文京区）の定期的な活用を通じて、継続的な体制につながることが期待されています。

都市交流を基礎とした高津川流域関係人口創出事業　事業概要

実施体制

• 主催：益田市・津和野町・吉賀町・津和野町東京事務所
• 協力：MA・TSU・YO！プロジェクト、高津川流域都市交流協議会

関係人口となりうる方へのメッセージ

高津川流域に関係する詳しい話を聞きたい方は、津和野町東京事務所（文京区）にお気軽にお越しください。

連絡先

担当部局名

益田市政策企画局政策企画課

担当部局連絡先

TEL：0856-31-0121

メール：seisaku*city.masuda.lg.jp
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