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総務省モデル事業の取組事例

2020年1月現在

パターン(2)

「はすみファン」とつくるJR三江線跡地を活かした地域持続モデルの模索

島根県邑南町

「はすみファン」とつくるJR三江線跡地を活かした地域持続モデルの模索 写真

惜しまれながら廃線となったJR旧三江線を地域再生の「交流装置」に変えるチャレンジを一緒にしてみませんか?

事業概要

邑南町羽須美地域は、全国に先駆けて人口減少と高齢化が進む典型的な過疎地です。この地域では人口の減少によってJR三江線が廃止になりました。鉄道が廃線になった地域はさらに衰退が進むといわれています。しかし、この廃線になった鉄道遺産を生かし、過疎地から新しいチャレンジを始めたいと思っています。一緒に挑戦してくださる仲間を募集しています。鉄道や田舎が大好きという皆さんと出会えることを楽しみにしています!

事業の目的・背景

邑南町羽須美地域は、人口減少(1957年6,400人→現在1,470)と高齢化(高齢化率57%)が極度に進む中、JR三江線が廃止となりました。地域には豊かな自然はあるものの、交流人口を受け入れる機能が失われ、人々もいつしか「私たちの地域には何もない」と自信を失いかけています。

地域の再生に向け、廃線となったJR三江線の価値を再認識し、地域外の人々と協働して廃線跡を活用した集客事業を構築し、地域外の人々と一緒にこの地域の持続可能性を高めていきたいと考えています。

取組の内容

  • JR三江線の跡地を新たな地域資源ととらえ、「鉄道ファン」と「地域住民」が互いに経験や知識を出し合い、共に地域課題を解決する新たな「交流事業」を創出します。
  • 「講座」「現地ツアー」「web」での学びと交流機会の提供を通じ、事業参加者の地域課題への理解を高め、また主体的に関わろうとする気持ちを醸成します。
  • これらの取り組みを地域側の受け入れ団体、都市部のプラットフォームである「関係案内所」が連携し実施することで、地域が持続的に交流人口を受け入れる体制づくりを推進します。
  • これらを通じて、地域住民だけでは実現できない地域イベントや廃線後の鉄道資産活用の仕組みづくりを進め、交流人口の拡大、賑わいづくり、地域の誇り醸成を実現します。
「はすみファン」とつくるJR三江線跡地を活かした地域持続モデルの模索
旧JR三江線宇都井駅とその周辺のイルミネーション(INAKAイルミ)
旧JR三江線宇都井駅とその周辺のイルミネーション(INAKAイルミ) 写真
地域課題に関する講座
地域課題に関する講座 写真

実施体制

事業実施主体 邑南町羽須美振興推進室
受入調整 NPO法人江の川鐵道(邑南町)
広報、効果検証 株式会社エブリプラン(松江市)

スケジュール

2019年11月22日~23日に、10回目のINAKAイルミを開催しました。2日間で5,000人が来場。地元食材をふんだんに使った食と、手づくりのイルミネーションで地域が賑わいました。

イベント開催に向けて、今年も広島や松江などの近郊都市から多くの仲間が応援に駆け付け、地元の皆さんとともに廃線後の線路を使ったトロッコの運行やイベントの演出、屋台の売り子、片付けなどを楽しみました。

※INAKAイルミとは

羽須美地域の農村の中で開催される自然の中のイルミネーションイベント。地上20mの高さにある「天空の駅」旧JR三江線宇都井駅周辺と、谷あいの集落が田舎の魅力たっぷりに彩られます。

連絡先

担当部局名
株式会社エブリプラン(委託事業者) 担当:小田
担当部局連絡先
TEL:0852-55-2100
メール:c-oda*everyplan.co,jp
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