2020年1月現在
普段の生活で何気なく使っている電気。今までお使いの電気代で、陸前高田市を元気に、そして魅力溢れるまちにしてみませんか?
陸前高田市では、本市に関心と愛着を持ち続けている人を対象とした「陸前高田思民(しみん)」の皆様に、市も出資して設立した地域電力会社「陸前高田しみんエネルギー㈱」からの電力購入を通じて、魅力的な地域づくりを応援する「ふるさと納電」制度の構築に取り組んでいます。
東日本大震災以降、のべ17万人とも言われるボランティアの方々をはじめ、実に多くの方々に支援を頂きながら復興の歩みを進めてきました。震災後に開設した市の公式Facebookページ「がんばっぺし陸前高田」のフォロワーは全国トップクラスの2.3万人に上り、2015年に再開したふるさと納税では、人口あたりの寄附金額及び寄附件数が岩手県内最大となるなど、「関係人口」のうち、復興や新たなまちづくりのサポーターが占める割合が高い点が本市の特徴です。
こうした背景を踏まえ、2017年7月に策定した「陸前高田市人口ビジョン及びまち・ひと・しごと総合戦略」において、陸前高田に関心と愛着を持ち続けている人を対象とした「陸前高田思民(しみん)」制度の創設を計画し、本市の「関係人口」を「思民」としてネットワーク化すべく、ふるさと納税サイト等で募集を行ってきました。しかし、「思民」候補者の多様な関心事項の調査・分析や制度周知を十分に行うことが出来ておらず、「思民」登録者数が伸び悩んでいるのが現状です。
本事業では、アンケート調査を通じた「思民」候補者の実態把握を行った上で、「陸前高田しみんエネルギー㈱」の電力の購入を通じて魅力的な地域づくりを応援する「ふるさと納電」の仕組みを構築するとともに、利用者を「思民」と位置付け制度の拡充を図っていきたいと考えています。
アンケートにより、「思民」候補者の関心事項等の調査を行います。(主な調査項目は、年齢・性別・居住地・職業等の属性や、関心のある地域応援の分野・方法、期待するリターン等)
電力の購入を通じて魅力的な地域づくりを応援する「ふるさと納電」の仕組みの構築に当たり、地域づくり支援の内容や方法、また支援者へのリターンについては具体化されていないことから、アンケート調査結果を分析の上、多様な「思民」候補者の想いにきめ細やかに対応できるメニューを設計します。
2019年10~12月にかけて開催された、市出身者を対象とした「ふるさとのつどい」や、広く「思民」候補者を対象とした「陸前高田展2019in銀座三越」等の東京圏で開催されたイベントにて、口頭でのプレゼンテーションや、制度概要に関するパンフレット等の配布により、来場者に対して「ふるさと納電」を含む「思民」拡充施策の周知を行った上で、「ふるさと納電」の利用に対する関心の有無をアンケートにより確認しました。
陸前高田市 | 政策推進室:委託事業管理、思民施策企画立案、 商政課:地域ブランディング、ふるさと納税制度強化、 観光交流課:交流人口拡大施策企画立案 |
---|---|
陸前高田しみんエネルギー㈱ | 「思民」候補者実態調査に係る事務・集計分析、「ふるさと納電」制度の設計、「ふるさと納電」制度の周知等 |
2019年7月~10月 | アンケート調査実施 |
---|---|
2019年10月~11月 | 「ふるさと納電」制度設計 |
2019年10月~12月 | 「ふるさと納電」制度周知(「ふるさとのつどい」、「陸前高田展2019in銀座三越」等) |
陸前高田市は、東日本大震災からの復興を実現するため、復旧・復興事業のほか、様々な取り組みにチャレンジしています。本市には、海があり、山があり、川があり、そのどれもが素晴らしい暮らし、産品、体験をもたらしてくれます。また、本市に住む人々は親切で温かい人々が多く、また今もなお関心と愛着を持ち、何度も繰り返し訪問され、地元住民との交流やふるさと納税など、本市と関わりを持ち続けている人もたくさんいます。でんきをつかって、たかたとつながり、誰もが生き生きと笑顔で過ごせるまちを一緒に作ってみませんか?
関係人口ポータルサイトでは、全国の地方公共団体の皆様から、関係人口創出・拡大に関する施策・取組や関連するイベントセミナー等の情報の登録を受け付けております。
情報の掲載をご希望される方は、登録フォームを通してご登録ください。