2020年1月現在
福知山公立大学では、北近畿地域の魅力を発信するため、京都府北部の福知山市、兵庫県北部の朝来市・丹波市と協力して、関係人口を創出するための事業を展開してきました。ひとつの市町だけではなく、生活圏域を同じにする地域に対しての関係人口の創出・拡大というユニークな考え方のもと取り組んでおります。アンケート調査等の結果も踏まえて北近畿地域に対する若者たちの考え方や観光客との関わり方などを分析し、この地域のモデルとなりうる事業を提案することを目的に事業を展開しています。取り組みやすい1泊2日での地域を知るためのツアーや、ワーキングホリデーとして約10日間程度の移住体験、地域に住む中高生たちと都市圏の大学生との交流会やUターン、Ⅰターン、Jターンなどで地域に関わりを持たれている方々とのワークショップなどを通じて、自らがいかに地域に関われるかを意見交換し、地域への魅力発見につなげています。
北近畿地域は、京都府北部の5市2町と兵庫県北部の5市2町とで構成されており、総人口は約58万人です。この地域のほとんどの若者は、高校卒業を一つの契機として、都市圏等への就職、大学等への進学により、生まれ育った町を離れます。その中で、都市圏へ流出した若者が、ふるさとへ帰らない理由として、地域の魅力を認識していない、また地域へ戻る際に働くための雇用がないとの認識になっていることがわかっています。そういったことから、地域を離れた若者等へ、地域の魅力の発信や、魅力ある企業情報を発信することを目的として、様々な事業を展開することとしました。また、アンケート調査を通じて、地域の高校生や卒業生、観光客への意識調査を行い、関係人口としてこの地域にもたらす可能性をさぐる必要があると考えています。この地域が都会にはない恵まれたものがある地域として、新たな活動の場として選択されることを目指します。
ターゲット: | 中高生ほか都市圏の大学生 |
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取組内容: | 地域の中高生たちがどのようのその地域のことを考えているか、また都市圏の大学生から見たこの地域の魅力などについて意見交換を行う。 |
ターゲット: | 主に都市圏在住の方 |
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取組内容: | 1泊2日のツアーにて、その地域で活動されている方や企業等においてその地域の魅力等の話を聞く。 |
ターゲット: | 主に都市圏在住の方で、移住を検討している方 |
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取組内容: | ワーキングホリデーとして10日間程度、実際にその地域に居住して、地域の良さを体験してもらう。 |
ターゲット: | 地域の若者、都市圏の居住者・若者(大学生等) |
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取組内容: | その地域で活躍されている方々をゲストスピーカーとして招き地域の魅力を参加者と共有する。 |
ターゲット: | 地域の高校生、卒業生、観光客 |
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取組内容: | 高校生への意識調査、また卒業後10年及び20年の方、観光客を対象にこの地域に対する意識調査等を行い、関係人口となりうる可能性等を分析する。 |
福知山公立大学、福知山市、朝来市、丹波市で、「ふるさともう一度会議」を組織し、都市圏の大学教員2名と、この地域に精通した文部科学省のCOC事業等を手掛けてこられた方1名の計3名を関係案内人として事業の推進に取り組んでいただいている。
(※関係案内人:①京都産業大学 滋野浩毅教授、②龍谷大学 久保友美博士研究員、③小澤七洋(元京都工芸繊維大学COCコーディネーター)
2019年08月 |
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2019年09月 |
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2019年10月 |
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2019年11月 |
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2019年12月 |
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2020年01月 |
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福知山市、朝来市、丹波市は、京都府と兵庫県の北部の位置する自然豊かで住みやすい環境が整備された町です。この地域の魅力に触れていただくことで、ファンになっていただけることと思います。ぜひ、一度この地域にお越しください。
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