2020年1月現在
都市部の学生が地域住民との交流を通じて、空き家を改修し拠点を創ることで、継続的に下北山村と関わりを持つ事業です。
下北山村では移住・定住施策の位置づけで、「関係人口創出事業」に取り組んでおります。平成28年度から奈良県、ソーシャルマガジンソトコトと連携し「奈良・下北山むらコトアカデミー」を開講し、都市部から村に継続的に関わる機会を創出することで多様な関わり方を受け入れています。本講座の受講生から、村と学生が継続的に地域と関わる仕組みを作りたいという提案を受け、村の課題でもある、山林資源の活用と空き家問題に取り組むことになりました。地域住民との関わりを大切にし、学生の柔軟な発想を取り入れることで地域活性化と「頑張る学生」に共感する都市部の住民をターゲットに関係人口創出に取り組みます。
関係人口創出事業である「奈良・下北山むらコトアカデミー」3期生の大学生を関係案内人とし、都市部の大学生で構成する「学生団体まとい」が村で活動する拠点を創出する。その拠点は「集いの場」、「学びの場」として地域住民と都市部の人々が継続的な関わりを生む施設として活用する。
地域イベントへの参加や地域住民への活動報告会を実施し、学生団体のPR活動や交流を深める機会を設ける。
地域の課題である空き家の活用に取り組む。DIYによる解体や改修をすることで、建物や地域への愛着を深めると共に、学生同士の連帯感や主体性を育む。
DIYに使用する木材がどのように育ち、加工され、製品として出来上がるかを、森の調査や伐倒、搬出、製材現場を見学することで学びを深める。
事業実施主体 | 下北山村 |
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関係案内人 | むらことアカデミー生 |
地域人材 | 空き家改修経験者、地域づくり請負人、地域おこし協力隊等 |
地域団体 | 空き家改修資源の調達のための林業系団体や資源を製品にする林産加工所、改修作業を行う人材等(自伐型林業グループ、林産加工施設、NPO法人「サポートきなり」・ボランティア団体「しもまる」等) |
学生団体 | 地域に関心のある学生(地域政策学科、建築学部、デザイン学部、農学部等) |
下北山村役場 地域創生推進室
説明会 | 2019年8月上旬 |
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現地プログラム | 2019年8月下旬 |
空き家改修 解体 | 2019年9月上旬 |
空き家改修 仕上げ | 2020年2月上旬 |
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