2020年1月現在
首都圏の企業等を対象として、地域事業者の新規事業創出や域外への販路拡大等の課題解決をテーマとした研修を実施し、域内外の主体の継続的な関係性構築を推進します。地域訪問の際には通常業務も継続しつつ研修の目的を達成できるよう、ワーケーションの要素も取り入れたプログラム構成としています。
研修の模様を撮影してPR動画を作成し、関連イベントでの上映やインターネットサイト上での公開を通じて、翌年度以降の新たな関係人口創出を推進していきます。
和歌山県、田辺市及び白浜町は、平成26年度より総務省のふるさとテレワーク事業実施やワーケーション(※)の推進等を通じて都会と地域との交流の促進を図ってきました。
それらの取組の結果、ワーケーションで来訪された方々による地域貢献活動への参加や地域人材との交流も見られるようになり、和歌山県でワーケーションを実施された企業からは、折角地域に滞在するからには、通常の旅行ではできないような密接な地域交流をしたいとの要望が寄せられるようになりました。
このため、都会の主体を対象として、通常業務も継続しつつ研修の目的を達成できるよう、ワーケーションの要素も取り入れた地方創生研修プログラムの造成を行い、関係人口創出を推進します。
※ワーケーションとは、仕事(Work)と休暇(Vacation)を組み合わせた欧米発の造語で、テレワーク等を活用し、普段の職場や居住地から離れ、リゾート地などの地域で普段の仕事を継続しながら、その地域ならではの活動も行うものです(活動例:休暇、研修、オフサイトミーティング、地域交流、ローカルイノベーション創出等)。
関係人口創出・ワーケーションを積極的に推進することで、都会・地域の間の人の往来を増やすだけでなく、そのような交流を通じ、地域資源を活かした新規製品・サービスの創出や販路拡大等を実現し、関係人口創出・ローカルイノベーション創出による地域のビジネス・経済を活性化させることを目的としています。
事業の中心となる地方創生研修については、首都圏の企業等のリーダー・管理職層を対象とし、派遣元の企業にもメリットとなるよう、地域課題をテーマとした研修を実施することにより、社会的価値創出と自社利益を同時追求しうる次世代リーダーの育成等を目的と位置づけています。
具体的には、新規ビジネス創出や販路拡大等に課題を抱える地域事業者を3つ程度選定し、また、都会からの研修参加主体をそれらの事業者ごとに3グループに分けて、都会・地域で研修及びグループワークを行うことにより、主体相互間や地域の特色に関する理解を深めながら、各地域事業者のニーズにマッチしたビジネスプランを作成し、最終的には有識者・関係者の前でプレゼンテーション(ビジネス・ピッチ)を実施します。
研修参加者に対しては、ワーケーションの要素も取り入れ、適宜テレワークの時間・施設・設備も提供することにより、地域訪問の際にも通常業務も継続しつつ研修の目的を達成できるようなプログラム構成としています。
また、研修期間を通じてワークショップの模様や地域事業者への訪問の様子、地域の魅力となるロケーション等を撮影してPR動画を作成し、ワーケーション・関係人口創出関係のイベントで上映したり、インターネットサイト上で公開することにより、翌年度以降の地方創生研修の継続的な実施や新たな関係人口創出を推進していきます。
説明会 | 2019年8月1日 | (開催済) |
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事前研修(1日:東京) | 2019年10月7日 | (開催済) |
体験研修(3日:和歌山) | 2019年11月5日~11月7日 | (開催済) |
検討研修(2日:東京) | 2019年12月16日~12月17日 | (予定) |
プレ発表研修(3日:和歌山) | 2020年1月20日~1月22日 | (予定) |
最終発表(1日:和歌山) | 2020年2月3日 | (予定) |
和歌山県は、平成29年度から全国の自治体に先駆けてワーケーションを提唱し、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に指定された熊野古道を始めとする観光資源に恵まれた地域において、IT産業が集積し新技術のテストベッドとしても注目される白浜町、住民による地域課題解決等を目的とした起業家育成講座「たなべ未来創造塾」を実施している田辺市等の自治体と連携し、地域資源を活用したワーケーションの普及促進及び関係人口の創出を推進しています。
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