2020年8月現在
名古屋から約1時間あまりの距離にある南知多町篠島は、平成30年度の観光客は約19万人訪れており、一見すると恵まれている地域であると考えられがちですが、人口減少と少子高齢化が進み、主たる産業である漁業と観光業の担い手不足は深刻で、事業の継承、更には定住人口の維持が課題となっています。
そこで、南知多町篠島に祖父母のいる若年層(第三世代)を核とした首都圏・名古屋圏の関係人口の皆さんには、島の良さでもある「伝統・文化」の継続と産業の担い手不足解消に資するためのお手伝いやビジネスプランの検討を外部からの視点で担っていただきたいと考えております。
また、この事業により獲得した篠島にルーツを持つ人と、この事業に賛同していただいた新たな篠島ファンの皆さんによる「関係人口ネットワーク」の構築をおこない、関係人口の皆さんと島民とが朋輩(ほうばい:篠島における心の底からなんでも許せる親友のこと。)となることを目指します。
南知多町篠島では、「ふるさと回帰による関係人口創出事業」の実施に当たり、篠島にルーツを持つ皆さんや篠島のファンを募集いたします。「昔、祖先が篠島に住んでいて漁業をしていたが、父の代で島外に転居した。」「昔から休日は篠島で家族とのんびり過ごした思い出がある。」「休日には篠島で祖父とよく釣りをしに来た。」など、篠島に何らかの関りのある皆さん、古くからの篠島のファンの皆さん、是非、この取組にご参加いただけないでしょうか。
なお、篠島の魅力を活かし、篠島に携われるビジネスプランを離れた場所においても検討することができるよう、首都圏及び名古屋市内での説明会や勉強会を開催するほか、篠島に実際に渡島していただき、現地での状況の把握や検討プランなどの検証をしていただくための研修会などに取り組んでみたいと考えております。
南知多町篠島の位置、歴史、風土、伊勢神宮との関わりや島の文化がよくわかる下記のサイトを、研修会などに参加いただく前にご覧いただくと、より身近に篠島を感じられると思います。
篠島では、人口減少や少子高齢化が進み、お手伝いを頼む「つて」が無いことで島民だけではできないことが増えてきています。そのようなことから「島にゆかりのある人と連携したまちづくり」に取組みたいと考えています。関係人口の皆さんに関わっていただきたいことは、
①「ゆかりのある人を連ねた(お助け)リストづくり」として、
篠島の住民が困ったときに、支援をお願いさせていただく連絡リストへの登録に、ご協力・承諾をお願いいたします。
【目標:1,000人】
②「どんな関係を築けそうか」の話し合いとして、
篠島からのお願いだけでなく、関係人口の皆さんが島でしたいこと、できることについて、同じ境遇同士、また島の人も
交えて話し合い、できることから取り組んでみませんか。【目標:100人】です。
説明会・研修会としては、次のものを予定しています。可能な範囲で、ご参加いただければ幸いです。(毎回、定員30名程度)なお、新型コロナウイルス感染症対策のため、リモート会議(会議の様子の配信、意見交換)も同時におこないますので、新型コロナがご心配な方や遠方にお住いの方はご連絡ください。
また、令和3年1月3日・4日の現地研修会開催予定日には、篠島大名行列が開催されます。是非、ご覧ください。
説明会・研修会の日程
愛知県南知多町篠島は名古屋市から南にのびる知多半島の先端から高速船で約10分、4キロほどの距離に浮かぶ周囲約8kmの小さな島です。人口は約1,700人で、主な産業は漁業と観光業。日本一の漁獲量を誇る「しらす」が全国的に有名で、一年を通じて穴子、鯛、ひらめ、渡り蟹などの海の幸にも恵まれています。また、篠島は伊勢神宮と深い関りを持つ島で、四季を通じて温暖な気候とその絶景も特徴的なところです。篠島で、関係人口のひとりとして、島民と一緒になって地域の課題について考え、活動していただけませんか。
この篠島については同じ南知多町内であっても独自の文化を持っています。例えば女性であっても自分のことを「俺」と呼んだり、半島側では使われなくなった言葉も多く存在します。そういった篠島の古の風習が根強く残る文化に触れ、離島独特の風情を楽しむこともでき、とても貴重な体験になると思います。
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