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小林 美紗子

KOBAYASHI Misako
大臣官房企画課サイバーセキュリティ・情報化推進室総括係長
併任 秘書課働き方改革・業務見直し推進室室員
Career
令和2年4月
総務省採用
同 行政管理局企画調整課
令和3年4月
内閣官房内閣人事局
〔企画第一係員、総人件費に係る業務、デジタル化推進担当〕
令和4年7月
内閣官房内閣人事局〔企画第一係員、人材戦略担当〕
令和5年4月
内閣府大臣官房総務課官報電子化検討室主査
令和6年4月
現職

偶然の出来事に合わせて

皆さんは、「計画的偶発性理論」をご存知でしょうか。キャリアの8割は偶然の要素によって決定されており、言い換えると、偶然の出来事がキャリア形成において大きな影響を与えるという考え方だそうです。自分を振り返れば、入省以来思わぬ業務に携わることもありましたが、「行政そのものや、国家公務員の働き方を良くする」という点において、その当時では思いもよらなかった知識が後になって役に立つこともあり、それなりに一貫した仕事に関わらせてもらえてきたようにも思います。

計画された偶然?

例えば1年目、行政管理局の総括係で行政手続法や国のシステムに関する俯瞰的な知識を得たことで、後に官報の電子化に関する法案の検討チームに出向した際、かつての資料や当時の記憶などを元にチームをサポートすることで、新しい法律の誕生という貴重な場面に立ち会うことができました。2、3年目に出向した内閣人事局で、人材戦略やタレントマネジメントなど官民共通の人事業界のホットイシューに触れた経験は、総務省のDXと働き方改革の両輪を担っている現在のポストでも、何かしら還元したいと日々模索しているところです。最近では省内の生成AI利活用などにも携わっており、資料のアイデア出しや業務効率化のためのコード作成など、日々の業務のベースに取り入れることで、自分自身の業務改善にもチャレンジしています。

思処

前述の「計画的偶発性理論」によれば、偶発的な出来事に柔軟に対応することや、チャンスに出会うために積極的に行動することが、新たなキャリアを開くことにつながっていくそうです。環境変化が著しく予測が難しい現代において、これを読んでいる皆さんも、これまで予測不可能だった出来事を多く経験しているでしょうし、この先もまだまだ想像を超える事態が様々あると思います。しかし、その中で柔軟に対応し、新たな道を切り開くことが、よりよい国家のOSを作ることにつながるのだと考えています。総務省を皆さんの将来の選択肢に加えてもらえたら幸いです。

音楽は聴くのも弾くのも必須の息抜きです
休日に同期と