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エコやセキュリティに有用なセンサーネットワークの調査検討を開始

報道発表/平成22年8月27日

  近畿総合通信局(局長:野津 正明)は、高い精度で人や物品の位置や動態の把握を可能にするセンサーネットワークの実現に向け、「UWB無線センサーネットワークの周波数共用条件に関する調査検討」を開始します。

近年、オフィスや家庭内における人や物品の動線把握、個別位置を管理するセンサーシステムの実現が期待されています。
  UWB無線システムは、反射波がある屋内空間でも高精度な位置の測定が可能なことから、センサーシステムへの活用が期待されています。

近畿総合通信局では、昨年度から産学の構成員からなる調査検討会を設置して、倉庫におけるUWB無線センサーネットワークの測定精度や他の無線システムとの周波数共用条件などについて技術的検討を行ってきました。
  今年度は、さらにセキュリティ対策やエコ活動の寄与を含め、以下の事項について検討を行い、来年3月までに報告書を取りまとめる予定です。


1 検討事項

(1) UWB無線センサーネットワークの利用シーン及び普及予測

(2) オフィス及び医療環境を想定したモデルシステムの構築と有効性確認

(3) UWB無線センサー装置の普及密度の検討

(4) 他の無線システムとの周波数共用条件の検討

2 構成員

別紙1 のとおり

3 第1回検討会の開催

日時:平成22年9月3日(金曜日) 午後2時から

場所:国民会館(武藤記念ホール)小ホール
       (大阪市中央区大手前2-1-2  國民會館住友生命ビル12階)

【UWB(Ultra Wide Band)無線システム】

極めて広い帯域幅を利用し、高精度の測距・測位を可能とするセンサーや近距離でのパソコンやAV機器等の高速情報伝送ツールとして注目されている無線システム。センサー用途には7.25ギガヘルツから10.25ギガヘルツの周波数帯のUWB無線システムの利用が期待されています。

連絡先
近畿総合通信局 無線通信部 企画調整課
担当:新堂、山本
電話:06-6942-8543

別紙1

「UWB無線センサーネットワークの周波数共用条件に関する調査検討会」構成員名簿

(五十音順、敬称略)
浅芝 慶弘 (あさしば よしひろ) 三菱電機株式会社 関西通信システムエンジニアリング部 ネットワークグループ グループマネージャー
岩井 誠人 (いわい ひさと) 同志社大学 理工学部 電子工学科 准教授
笹岡 秀一 (ささおか ひでいち) 同志社大学 理工学部 電子工学科 教授
関口 英紀 (せきぐち ひでのり) 株式会社富士通研究所 ヒューマンセントリックコンピューティング研究所 主管研究員
竹垣 弘 (たけがき ひろし) 社団法人全国陸上無線協会 近畿支部 企画調査委員
西川 久 (にしかわ ひさし) 株式会社日本ジー・アイ・ティー 開発本部長
深川 隆 (ふかがわ たかし) パナソニック株式会社 東京R&Dセンター 通信コアデバイス開発センター 主幹技師
宮崎 祐行 (みやざき まさゆき) 株式会社日立製作所 中央研究所 主任研究員
李 還幇 (り かんほう) 独立行政法人情報通信研究機構 新世代ワイヤレス研究センター 医療支援ICTグループ 主任研究員
和田 敏幸 (わだ としゆき) 財団法人テレコムエンジニアリングセンター 西日本サービスセンター 副所長

別紙2

UWB無線センサーネットワークの利用イメージ

オフィスでのUWB無線センサーの利用シーン

オフィスでのUWB無線センサーの利用シーン



医療・介護施設でのUWB無線センサーの利用シーン

医療・介護施設でのUWB無線センサーの利用シーン

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