平成19年4月12日
九州総合通信局

船舶向けニュース配信等のための海岸局へ免許

　九州総合通信局[局長：久保田　誠之（くぼた　しげゆき）]は、（社）共同通信社から申請のあった船舶向けニュース配信等のため鹿児島県内に開局する海岸局（注１）に対し、本日付けで免許いたしました。 
　現在（社）共同通信社では、契約した船舶に対して国内外のニュース、気象情報、船舶の航行に必要な情報（注２）などを、ペナン送信所（マレーシア）から短波帯の周波数（６波）を使用しファクシミリで配信していますが、日本近海及びハワイ周辺海域では電波の受信しにくい状況が生じています。
　今回免許した海岸局は、上記の受信状況を改善するために開局するもので、概要は次のとおりです。

　

《海岸局の概要》

免許人名 社団法人共同通信社 運用許容時間 常　時 通信の相手方 契約した船舶局 電波の型式、周波数等 3K00　J3C（ファクシミリ）　16MHz帯（１波）　5kW 無線設備の設置場所 鹿児島県鹿児島市錦江町

　

注１：	海岸局とは、船舶局と通信を行うため陸上に開設する無線局（電波法施行規則第４条）をいいます。
注２：	船舶の航行に必要な情報とは、航行警報、海流推測図、伝染病情報などをいいます。