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報道資料

平成20年9月30日
九州総合通信局

「ユビキタス特区」に係る実験試験局に予備免許
〜マルチメディア放送の高度利用に向けた実証実験〜

 九州総合通信局[局長:武井 俊幸(たけい としゆき)]は、本日、株式会社CSK−IS(代表取締役社長 吉本和彦)から申請のあった、「ユビキタス特区」(注1)に係る実験試験局(注2)に予備免許を付与しました。 
 本実験試験局は、「ユビキタス特区」として指定された福岡市において、マルチメディア放送の高度利用モデルをサービス面から検証することを目的として、現在、東京と大阪で実用化試験放送が行われている地上デジタル音声放送の方式(注3)を用い、ダウンロードコンテンツの課金システム等の開発・実証を行うために開設するものです。
 なお、実験試験局の開始により、現在ご覧のアナログ放送の画面が見づらくなるなどの影響が発生(注4)した場合には、次のところにご連絡ください。

  福岡ユビキタス特区放送実験準備室コールセンター 
    フリーダイヤル 0120−004−171
    FAX 0120−300−986

実験試験局の概要は以下のとおりです。
免許人 株式会社CSK−IS
識別信号 ふくおかマルチメディアほうそうサービスじっけん
周波数及び 
空中線電力
190.214286MHz(VHF 7ch) 
250W (実行輻射電力180W)
無線設備の 
設置場所
福岡市早良区百道浜2−3−26 福岡タワー内
実験地域 福岡市
実験の期間 平成20年12月(予定) 〜 平成23年3月
実験概要 別紙及び別図参照
(注1)    「ユビキタス特区」は、総務省が世界最先端のICTサービスを開発・実証できる環境を整備するとともに、他国の「ユビキタス姉妹特区」との連携などにより、日本のイニシアティブによる国際展開を図ることを目的として、「ICT改革促進プログラム」(平成19年4月20日)及び「ICT国際競争力強化プログラム」(平成19年5月22日)に基づき創設したもので、実験試験用の電波の利用につき、迅速な免許処理を行える体制を整備しています。
(注2)    実験試験局とは、科学若しくは技術の発展のための実験、電波の利用の効率性に関する試験又は電波の利用の需要に関する調査を行うために開設する無線局。
(注3)    ISDB−Tsbの3セグメント方式。
(注4)    ケーブルテレビや共聴施設で7chを使用している場合、並びにアナログ放送の6ch及び8chをアンテナで直接受信している場合

【別紙】ユビキタス特区の実験概要
【参考】ユビキタス特区の実験イメージ
 
連絡先:放送部放送課 096-326-7871