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報道資料

平成20年11月11日
九州総合通信局

「九州広域ICTプラットフォーム調査検討会」の実証実験を実施
〜大分県、宮崎県で危機管理情報共有化の有用性等を検証〜

 九州総合通信局[局長:武井 俊幸(たけい としゆき)]は、「九州広域ICTプラットフォーム調査検討会(座長:九州工業大学大学院教授 尾家祐二)」において、九州広域での危機管理体制確立のための情報通信プラットフォームに関する現場レベルからの具体的な課題の抽出・検討を行うための実証実験を行います。
 実証実験は、1:県境における「家畜伝染病」の発生を想定した複数県における危機管理情報の広域共有化実験及び2:携帯電話等が利用できない現場からの危機管理情報伝送のためのネットワーク構築実験を行います。
 概要は、次のとおりです。 

 
【実験1】複数県における危機管理情報の広域共有化実用実験(別図1
実施日 平成20年11月13日(木) 午後2時から4時まで
実施場所 大分県庁301会議室(本館3階)、宮崎県庁741会議室 (7号館4階)
内容 大分県庁と宮崎県庁間にネットワークを構築し、同じアプリケーションソフトを利用することにより仮想のプラットフォームを構築し、その連携情報の質や量、システムの操作性等及び連携の有用性についての検証を行う。

 
【実験2】危機管理情報伝送のためのネットワーク構築実験(別図2
実施日 平成20年12月5日(金)
(※天候等の状況により4日(木)に前倒しに行う場合もあります。)
実施場所 宮崎県美郷町(美郷町役場周辺)
内容 条件不利地域(携帯電話も利用できない地域)で発生した危機管理情報に対して、
1:無線LAN装置を搭載した小型バルーンによる臨時的なネットワーク環境の構築
2:断続的な通信環境においてもデータ伝送を保障する通信手段の確立
を実現する情報通信システムについて、フィールド実験による技術的検証を行う。

(参考)
1.  この調査検討会は、九州広域での危機管理体制の確立に資する情報通信プラットフォーム構築に向け、県域を越えた広範な危機管理情報の入手・伝達が可能となるネットワークやアプリケーションに関する調査検討を行うものとし、その結果を調査検討会の成果として取りまとめることを目的として開催しているものです。
 開催時の報道資料 080723-5-1.html
2.  実験2の「断続的な通信環境においてもデータ転送を保障する通信手段の確立」については、独立行政法人情報通信研究機構九州リサーチセンターでの研究開発成果を活用いたします。

 

【別図1】九州広域ICTプラットフォーム調査研究 実証実験1 全体構成図
【別図2】九州広域ICTプラットフォーム調査研究 実証実験2 全体構成図案
 


 
連絡先:情報通信部情報通信連携推進課 096-326-7314