報道資料

別添

戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)平成21年度採択課題一覧

【地域ICT振興型研究開発】

課題名 研究代表者 概要 研究期間

情報の「可触化」を基盤とする多覚的情報コミュニケーション手段の研究開発
(資料1)

西野 浩明
(大分大学工学部)
「情報の可視化」に加えて新たに「情報の可触化とその触知(触って知覚する)」技術を基盤とし、可視化された2次元情報を直接さわりながら、より空間的かつ直観的に必要な情報を発見・活用することができる新たなコミュニケーション手段の研究開発を行う。 2年

地域企業支援のためのWEB利用CAE解析支援システムの構築・応用に関する研究開発
(資料2)

土村 将範
(熊本県産業技術センター)
地域におけるCAE 利用の普及拡大による企業活性化を図るため、九州、山口、沖縄の9 県の公設試験研究機関が参加する「九州知事会協同研究」での研究成果や地域企業や団体などの協力を活用して、地域企業の製造現場からWeb 経由でCAE 解析操作と解析結果参照とを安全に利用できる「CAE 解析支援システム」を構築する。 2年

地域住民の“信頼”と“人間関係”を基盤にした地域防災SNSに関する研究開発
(資料3)

凍田 和美
(大分県立芸術文化短期大学)
「地域の安全・安心は地域が守る」という考えを元に、日頃の地域住民の人的ネットワークの心理的な要因、つまり人間関係を基盤とした地域防災SNS(Social Networking Service)“信頼”を介して地域固有の防災情報を共有することで災害時や災害回復時の災害・防災情報を効果的に住民に浸透させ、被害を最小化させることが目的である。また、安価に広く使ってもらうために、本地域防災SNSは、オープン・ソース・ソフトウェアで公開する。 2年

多様なニーズの児童生徒に対応するマルチメディア教科書等の研究開発
(資料4)

鈴木 昌和
(財団法人九州先端科学技術研究所)
紙に印刷された文書やPDF など視覚的にのみ提供されている文書に音声情報を付加し、視覚情報と同期させたマルチメディア文書化することにより、視覚障害者や発達障害者などの多様なニーズに対応できる情報提供システムの開発研究をおこなう。実際に初等・中等教育の教科書のマルチメディア化による検証を通して、OCR を用いた自動変換技術と使いやすいマルチメディア文書の編集インターフェースの両面から研究する。 2年

【若手ICT研究者育成型研究開発】

課題名 研究代表者 概要 研究期間

専門家の知識と群衆の叡知を融合する次世代図鑑検索システムの研究開発
(資料5)

高野 茂
(九州大学大学院システム情報科学研究院)
専門家の知識と群衆の叡智を融合する次世代図鑑検索システムを目指し、インターネット上の膨大な画像群を巨大な画像データベースとみなし、それを専門家の知識により整理し、すべてのユーザーは安全・安心にオンライン図鑑として利用することができるシステムを開発する。 2年
 
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